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遊助 興奮と笑顔とちょっぴりの涙、そして最高の充実感に包まれたツアーファイナル/レポート

エキサイトミュージック 9/29(木) 23:45配信

 
■遊助/【遊助 2016 「海」~あの・・遊宮城にきちゃったんですケド。~】ライブレポート
2016.09.25(SUN) at 神奈川県民ホール
(※画像13点)

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会場を埋め尽くしたファンを終始熱狂させた、サービス精神あふれる遊助らしいおもてなし

今年6月30日にキックオフした全国24公演からなる遊助のツアー『遊助 2016 「海」~あの・・遊宮城にきちゃったんですケド。~』が、9月25日、神奈川県民ホールでツアーファイナルを迎えた。

今回のツアーは、今年2月に発売したコラボベストアルバム『遊情BEST』と、4月発売のオリジナルアルバム『あの・・こっからが楽しんですケド。』を引っさげたもので、当日はその2枚の収録曲とライブ人気曲をバランス良く織り交ぜ、アンコールを含めた全23曲をパフォーマンス。最終日ということで、この日だけの演出やゲストの登場、さらには本邦初となる新曲の披露など、サービス精神あふれる遊助らしいおもてなしで、会場を埋め尽くしたファンを終始熱狂させた。

開演前に観客が発する毎度お馴染みの「かっとばせー! 遊助!」コールが膨れあがったところで場内が暗転。ブクブクブクと水中に潜るような音が鳴り始め、ステージ正面のLEDスクリーンに水泡が映し出される。そのスクリーンの前で、赤・ピンク・紫・緑・青・黄を基調とした衣装をまとい、羽衣のような布をヒラヒラさせながら舞い踊る6人の女性ダンサーたち。今回のツアーテーマは「海」で、セットは竜宮城をイメージして造形。ダンサーたちが優雅な踊りで、お客さんを竜宮城ならぬ「遊宮城」へと歓待する。

そこへステージ2F部分から遊助がポップアップして登場すると大歓声が沸き、景気づけと言わんばかりに高速のアップナンバーを3曲連続でパフォーマンス。スクリーンに映る水中の映像は海底にある遊宮城をめざして深く潜っていくが、場内の熱気は逆にグングン上がるばかり。楽しい宴が盛大に幕を開けた。


ヒートアップした場内にひと息つかせるように、ここで本日最初のMC。自己紹介したあと、「今日は嫌なこと、面倒くさいこと、全部消化して、明日からの元気に変えて帰るんだと決めて、ここに来てくれてると思いますが、その期待の100万倍のセットリストを考えてきました」と宣言。その言葉通り、「そよ風」から始まったセクションでは、柔らかタッチのあったかナンバーを3曲披露。日頃溜まった心のコリをゆっくりほぐしてくれるような時間だった。

その後は、DJ N.O.B.Bが艶やかな着物姿に早替えし、ステージ中央に登場。浦島太郎に恋い焦がれる乙姫を、ボイスチェンジャーで処理された天の声の指示通りにコミカルに演じる本ツアー人気のコーナーが始まった。ところが、この日は天の声がN.O.B.Bにかなりのムチャぶり。ステージ上を全力疾走させられたり、ジャッキー・チェンの酔拳をやらされたりして、場内に笑いが広がっていった。

また、これまでの23公演では、最後、亀に乗った浦島太郎のシルエットがスクリーンに映るものの、実の姿は現さず、「通り過ぎるんかーい!」と天の声が叫んで終わるオチだったのだが、この日はなんと浦島太郎が乗った亀が着陸! ステージ中央の扉からまばゆいばかりのライトを背にした遊助が現れると、超イケてる浦島太郎の登場に熱烈な拍手が送られた。しかも、遊助の手にはハンドマイクが握られており、天の声を遊助がやっていたことを最後に種明かしするというサービスぶり。その後も遊助は正体がバレバレになった天の声で、乙姫をきりきり舞いさせて客席を沸かせるも、最後はつれない素振りで自身が出てきた扉の向こうへ。「結局どっか行くんかーい!」というキメの叫び声(天の声)が響き渡ると、場内がどっと沸いた。

続く、DANCER SHOW CASEセクションでは、遊助が魔法の杖でスクリーンに映る映像を水中から宇宙へと変化させ、ダンサーと共に映像とシンクロしたダンスを披露。その後の「君ドリーム 遊turing GreeeeN」「SURVIVOR」では、ヘッドセットを付けて歌い、ダンサーと共にハードなダンスを繰り広げた。


その後は、「最近作った曲を初公開します。一昨日出来上がったばかり」と前置きして、新曲の「凜」をサプライズ披露。「2016年にあったこれまでの出会いを振り返りながら、じいちゃんが過ごしてる宮古島に行って作った」というこの曲は、自然に触れたときの大らかさや包容力を感じさせる優しいミディアムチューン。合わせて、この曲が11月16日に発売されることと、『トコトン掘り下げ隊! 生き物にサンキュー!!』(TBS系)のエンディングテーマに決定したことも明かされた。

続いては、幻想的な青いライトがステージを照らす中、白いドレス姿の4名の女性ダンサーが新体操をベースにしたダンスを披露。柔軟な体を活かした動きはしなやかで美しく、実に魅惑的。そこに遊助が現れ、「一雫」「青の糸」を丁寧に歌い紡いでいく。曲の途中で女性2人がスカートの裾をまくり上げると真珠貝が大きく広げたような形になり、そこから真珠を模した光るボールを使ったダンスへと移行していく演出もお見事。うっとりするほど神秘的な世界が広がった。


和太鼓を手にした男女総勢11名のダンサーと共に、沖縄の伝統芸能「エイサー」を力強く演奏したあと、ライブはラストスパートへ。盛り上げ鉄板曲である「一笑懸命」「今夜は無礼講」「Yellow Bus」「ミツバチ」をノンストップで畳みかけ、ボルテージを高めていく。そのセクションのラスト曲「チャンピオン」では銀テープも発射され、観客のテンションも大バクハツ。エネルギー全開でパフォーマンスされた同曲では、通常通り♪WOW WOW WOW?♪と歌って終わったかと思いきや、ファイナルを盛り上げようとする音響スタッフの愛あるイタズラ心で、再びドラムのビートが鳴り出し、再度ラストコーラス部分を熱唱。終わったかと思いきや、もう一度ビートが鳴り出してエンディングのWアンコールへと突入。歌い終わってヘトヘトになった遊助が「みんなの圧がすごい……」と漏らすほど、会場全員が声を張り上げ、タオルをブンブン回し、熱狂が渦巻いた。



その後、「羞恥心で知ってくれたときから応援してくれたからソロデビューができたし、みんながいるから今の俺がいます」と切り出し、日頃支えてくれているファンに感謝の意を述べた遊助。「こんな俺でもみんなが応援してくれるから、いつも感謝の気持ちを返すけど、それ以上にみんなが返してくれるから、これからもずっとずっと感謝を伝え続けます」「だからみんなも友達とか家族とか大事な人に感謝を伝えていってください」「みんなと出会えた音楽に改めて感謝して次の曲を歌います」「大切な人とずっとお互いエールを送りあえる仲でいてください」と前置きして、羞恥心以降の自分の心境を綴った「History IV」へ。声が割れて音程が外れても構わないほどの、この日いちばん気持ちのこもった声で歌うと、間奏部分には客席からそれに負けないほどの大声で「かっとばせー! 遊助!」というエールが。その声援に歌いながら少し声を詰まらせる場面もあった遊助。汗か、涙か、帰り際までタオルで顔をこすっていた。

アンコールもこの日だけのスペシャルメニューで、まずは「123体操」の映像からスタート。さらにとびっきりのサプライズとして、湘南乃風のRED RICEを呼び込み、「お前しかいねぇ 遊turing RED RICE」が演奏されると、会場が割れんばかりの拍手が起こった。最後は「檸檬」でファンの心にビタミンを送り、ライブ定番曲の「みんなのうた」では全員が振り付けを揃え、声を合わせ、会場がひとつに。約3時間に渡るライブは、興奮と笑顔とちょっぴりの涙、そして最高の充実感に包まれてフィナーレを迎えた。
(取材・文/猪又 孝[Do The Monkey])

最終更新:10/1(土) 18:45

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