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従来モデルから何が変わった?――「ZenFone 3」の特徴を写真でチェック

ITmedia Mobile 9/29(木) 12:07配信

 日本では10月7日に発売することが決まったASUSの最新スマートフォン「ZenFone 3(ZE520KL)」。5月の発表から約4カ月がたち、海外では販売中であることから、日本ではいつ発売されるのか、気になっていた人も多いだろう。そんなZenFone 3を一足早く使う機会を得たので、ファーストインプレッションをお届けしたい。

【4.7型の「iPhone 7」と比較】

 まず「これがZenFone?」と思えるほど大きくデザインを変えたことのインパクトが強い。前モデルの「ZenFone 2」からフルモデルチェンジを果たしたと言っていい。従来のZenFoneは、手のひらにフィットするよう、側面から背面中央にかけて緩やかなカーブを描く、丸みを帯びた形状が特徴だったが、ZenFone 3はフラットな一枚板のようなデザインになっている。

 素材も変えた。これまでは一貫して背面に樹脂を採用し、カバーは取り外し可能だったが、ZenFone 3では背面をガラスに変更し、カバーは取り外せなくなった。正面と背面のガラスはどちらも端が湾曲した2.5D曲面にして統一感を持たせた。側面にはつや消しのアルミフレームを採用。光沢感を抑えられていることもあり、握ってもツルツル滑らず持ちやすい。他のスマートフォンでもよく見られる手法だが、両端を削る面取りもなされており、キラキラと輝く様子がデザインのアクセントになっている。

 背面カバーが外せなくなったことで、SIMとmicroSDスロットはiPhoneのように側面の穴にピンを挿して取り出す形となった(ピンは付属している)。SIMカードの形状は最近のスマートフォンでは珍しいmicroSIMだが、ZenFone 2などの旧機種もmicroSIMを採用しているので、従来のZenFoneから乗り換える人はありがたい。

 5.2型の画面サイズ、2.5Dガラス、面取りされたアルミフレーム、背面の指紋センサーという点では「HUAWEI P9」とデザインは共通部分が多い。カメラレンズの処理や背面のガラスという点では「Galaxy S7 edge」を思い起こさせる。

 画面サイズはZenFone 2の5.5型から5.2型にダウンした。海外では5.5型液晶を搭載した「ZenFone 3(ZE552KL)」も販売されているが、ASUSの担当者によると、日本では片手で持ちやすい5.2型の方がニーズが高いと判断したという。幅は73.98mmで、ZE552KLの77.38mm、ZenFone 2の77.2mmよりも細く、片手でも操作しやすい。ZenFone 2は電源キーが本体上部にあったため片手では押しにくかったが、ZenFone 3では側面に移動したので、片手でも押しやすい。また、ZenFone 2では背面にあったボリュームキーが、ZenFone 3では側面に移動した。

 ディスプレイの下にホーム、クリア、マルチタスクのセンサーキーを搭載しているのは従来モデルと同じ。画面の領域をフルに使えるのはうれしいところ。

 ZenFoneといえば、水の波紋や木の年輪をイメージした同心円のデザインが特徴的だが、これはZenFone 3にも受け継がれている。まず、背面をよく見ると、光の当たる角度によって波紋の模様を確認できる。側面の電源キーとボリュームキーもスピン加工が施されている。ZenFone 2のように正面のガラスはスピン加工は施していないが、波紋模様の壁紙を内蔵することで統一感を出した。

 本体の薄型化に伴って、カメラレンズが出っ張ってしまったのは気になるところ。レンズの周りも金属加工されていて美しいのだが、何度も机に置いたりすると、傷つかないか心配になる。

 カメラの下に搭載した指紋センサーは、ZenFone 3からの新機能。センサーに指を触れると、ディスプレイが消灯した状態でもロックが解除される。スピードもまずまずで、体感では1秒ほどで解除できた。この指紋センサーではロック解除のほか、電話着信の応答、ダブルタップでカメラの起動、カメラ起動中にタップして撮影もできる。

 ハードウェアのもう1つの変化が、外部接続端子がUSB-Type Cとなったこと。コネクターの向きを気にせずに接続できるのが特徴だ。「HUAWEI P9」「ZTE BLADE V7 MAX」「Galaxy Note7」など、2016年のスマホはType Cを採用するモデルが増えており、今後、Androidの標準的な仕様になりそうだ。ZenFone 3にはType CのUSBケーブルが付属している。

 他の多くの海外メーカー製スマホも同様だが、防水性能は残念ながらサポートしていない。iPhone 7が防水に対応したことで、防水非対応は今後、大きなマイナスポイントになりそうだ。今後は海外メーカー製からも防水スマホが増えるかもしれない。

 同心円のデザインなど、従来のZenFoneから受け継いだ要素もあるが、2.5D曲面ガラス、メタルフレーム、エッジのダイヤモンドカット、背面の指紋センサーなど、他のスマホでもおなじみの要素を取り入れたことで、外観からはZenFoneらしさが失われたようにも感じる。指紋センサーは便利なので歓迎したいが、この“変化”をユーザーがどう判断するかは注目したい。カメラやデュアルSIMなどのソフト面については別途レビューしたい。

最終更新:9/29(木) 12:07

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