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【凱旋門賞】マカヒキ「勝利確率」を海外競馬の達人が激論

東スポWeb 9/29(木) 22:00配信

【凱旋門賞(日曜=10月2日、仏シャンティイ競馬場芝2400メートル)】マカヒキの“世界制覇”はあるか? 記念すべきJRAの海外GI発売最初のレースということで連日凱旋門賞特集をお届けしているが、ここでは“スペシャリスト”に今年の戦況の分析をしてもらった。本紙競馬面でおなじみのTPC・秋山響氏、ライター・平松さとし氏が枠順確定前に対談でプレ予想――マカヒキの勝利確率を探った。

 秋山:出走メンバーが揺れ動いている。強敵とみられていた今年の仏牝馬2冠ラクレソニエールの回避が決定し、同じく英牝馬2冠のマインディングも回避が濃厚。

 平松:ラクレソニエール回避で同オーナー、同調教師のアルマンゾルが出走という話もあったが、英チャンピオンSに向かう可能性が高い。

 秋山:前哨戦を終えた時点に比べメンバーがガクッと落ちた印象。マカヒキにとっては確実にチャンスが膨らんだ。

 平松:それでもレースの中心は、英愛のブックメーカーが1番人気に推している英国の大物ポストポンドで動きそうにない。

 秋山:この馬は昨年7月の英キングジョージから前走8月の英インターナショナルSまで4つのGIを含む6連勝中。今年3月のGIドバイシーマクラシックではあのドゥラメンテを下した。先行力があり、かつしまいの瞬発力もあるタイプ。ひと言で言って隙がない。

 平松:ポストポンドが負けたのはいずれも右回り。今年に入ってからは左回りしか走っていないことや、ウイルス性疾患で一頓挫あった後に1回使ったことで逆に体調がどうなのか? 個人的には少し割り引きたいと考えているが、それでも実績はピカイチ。当然アッサリもある。

 秋山:現状で穴馬として最も注目しているのは昨年の米ブリーダーズCターフ優勝馬で、前走愛チャンピオンSで2着だったファウンド。これまで18戦して3着を外したのは直線スムーズさを欠いた昨年の凱旋門賞だけ。安定感が光る。

 平松:私もファウンドは要マークと思っている。今年に入ってからはGIで2着続きだが、前走にしても勝ったアルマンゾルより早く動いた分、差されたもので内容は互角以上。昨年のブリーダーズCでゴールデンホーンを破っただけのことはある。凱旋門賞の舞台が昨年のロンシャンから、シャンティイ開催になったのも幸運。好勝負できるとみている。

 秋山:で、マカヒキの現時点での評価は?

 平松:応援はするが勝ち負けと断言するエリアには入っていない感じ。日本ダービー馬ではあるが、あのレースはほんの少しの流れ次第では負けていてもおかしくなかった。日本の同世代のGIならぶっちぎってくるくらいでないとここで勝ち負けするのは厳しいと思う。もちろんノーチャンスとは思わないが、楽観できないというのが今の予想スタンスだ。

 秋山:私はもう少し前向きだが、やはりメンバーと枠で“勝率”は大きく変わると思う。

 平松:枠順といえばシャンティイはインコースが有利な競馬場だ。

 秋山:2400メートルでは何はともあれインの好位置を取りたい。コース幅が狭く下り坂になる3コーナーで不利を受けたくないので…。ペースはどうなるだろう?

 平松:有力馬を複数頭抱えるオブライエン厩舎がラビットを走らせる可能性は大で、おおむね他陣営も「レースは流れそう」と読んでいる。

 秋山:マカヒキの位置取りは?

 平松:有力勢で一番前の3~4番手にいるのがポストポンド。直線この馬が絶好の手応えで先頭、という展開が濃厚。あとは59・5キロの斤量がどこまで響くか。ハイランドリールがポストポンドの後ろで、マカヒキはその後ろかな。

 秋山:私はオブライエン軍団ではハイランドリールが逃げるような気がする。

 平松:枠順によっては思わぬ馬が前へ行く可能性もありそうだ。

最終更新:9/29(木) 22:05

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