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米Vogue.comがブロガーを「哀れ」「恥ずかしい」と批判し物議

Fashionsnap.com 9/29(木) 12:50配信

 米ファッションサイト「Vogue.com」が、ファッションブロガーを揶揄した表現を含んだ記事を掲載し、話題を呼んでいる。記事に対して、“スージーバブル”ことスージー・ロウ(Susie Lau)やブライアン・ボーイ(Bryanboy)といったブロガーがSNS上で反論。複数のファッションメディアからはブロガーの主張を支持する内容の記事が配信されている。

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 Vogue.comは、今月開催されたミラノファッションウィークを総括する記事として、同サイトのエディター4人のコメントを掲載。問題視されているコメントには「ショー会場の外でうろついてスナップ撮影を待っている必死な女の子たちは哀れ」や「借りた服を着て自慢げにカメラに向かってポーズを決める女の子たちの存在は悲しい」「SNSをチェックしながらシートに座って、着替えて、の繰り返し....。恥ずかしいと思うわ。いま世界で起きていることを考慮すると、なお恥ずかしい。(米大統領選挙の)投票登録はもう済ませましたか?近い未来、賢くなった消費者たちは提供された服に身を包んでお金をもらって会場に来る構図を“不快”と感じることでしょう」などがある。また、クリエーティブ・デジタル・ディレクターのSally Singerは、ミラノコレクションは「クラフツマンシップを追求した素敵なものと、ストリートでパパラッチに追われて渋滞を起こすために作られた派手なものの二手に分かれる」とし、ブランド側から提供された衣装に一日何度も着替えるブロガーらについて「もうやめて、他の仕事を見つけてください。彼らは“ファッションの終焉(death of style)”をもたらしている」ともコメントした。

 これらの発言に対して、「Style Bubble」を主宰するファッションブロガーのスージー・ロウは「同じような批判は8年前にも聞いたが、彼らはただファッション業界の輪を広げたくないだけ」とTwitterに投稿。ブロガーのブライアン・ボーイは、「Vogue.com」の米大統領選挙に絡めたコメントに対して、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)のTシャツを着用した自身のスナップ写真に「(ファッション以外の)世界情勢も把握している。僕のヒラリーTシャツは、借りたものではなくもちろん自分で購入した」というコメントを添えて投稿した。100万以上のインスタグラムフォロワーを抱えるブロガー兼デザイナーのシア・マリー(Shea Marie)は「 “哀れ”なのは嫉妬や偽善に溢れたあなた達の記事。インフルエンサーについて酷いコメントをしておきながら、売上のために雑誌の表紙には彼らを起用するなんて皮肉。サイトで公開しているストリートスタイルの写真は良いの?」とインスタグラムに投稿し、「Vogue.com」の記事の内容と実際に同サイトが配信しているコンテンツに矛盾があると指摘。「VOGUE」はこれまで、人気ブロガーのキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)を表紙に複数回起用したほか、ウェブサイトではストリートスナップのコンテンツなどを配信している。

最終更新:9/29(木) 12:50

Fashionsnap.com