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太田市が情報提供謝罪 臨時職員虚偽発表 パスポート取得せず

上毛新聞 9/29(木) 6:00配信

 群馬県太田市臨時職員の男性(23)が海外の格闘ゲーム大会で優勝したと虚偽の発表をして上毛新聞などが誤った事実を報じた問題で、市は28日、男性が海外大会に参加した事実がないことを明らかにし、虚偽の情報提供を謝罪した。

 市は同日、電話で約1時間、男性から事情を聴いた結果を公表し、「今大会を含む複数の海外大会に出場した」とする男性の発言について、過去にパスポートを取得したことがなかったと説明した。

 男性の「(パリの)『オータムスタンフェスト2016』の招待状が来た」「7月に沖縄大会に出場して優勝。賞金100万円を得た」という発言も虚偽だと確認。「フェストが開催された」と主張していた9月20、21の両日は、自宅でゲームをしていたという。

 17日から25日までは渡仏とされる期間を含めて連休だった。男性は23日午後5時ごろに市役所を訪れ、同僚らに「優勝」を報告し、上司に後押しされて26日に記者会見した。

 誤った情報を報道機関に提供した、産業環境部の板橋信一部長は「市民の信頼を失墜する行為で関係者にご迷惑をお掛けしたことを深くおわびする」と話している。事実確認のための聴取は継続する方針。28日、市役所に苦情や問い合わせの電話が30件以上あったという。

 市幹部によると、男性は9月末で契約満期を迎えることから、虚偽発言について処分せず、契約を更新しない方針。

 この問題を巡り、上毛新聞は27日付紙面で男性の「世界大会優勝」を報じ、28日付紙面で「確認作業が不十分で、紙面の信頼を損なう結果となりました」とおわびの記事を掲載した。

最終更新:9/29(木) 6:00

上毛新聞