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LIXIL、新IoT住宅の実証スタート-温熱や空気などを制御、四季を通じた「快適な住まい」探る

日刊工業新聞電子版 9/29(木) 13:53配信

高気密住宅で失われやすい要素を技術で補完

 LIXILはIoT(モノのインターネット)を導入した一戸建て住宅「U2―HomeII(ユースクウェアホームツー)」の実証実験を始めた。家中にセンサーのネットワークを張り巡らせ、住環境に大きく影響する「温熱」や「空気」など四つの要素を総合的に制御し、四季を通じた快適な住まいのあり方を探る。大手ハウスメーカーやゼネコンなどにも公開し、技術の実用化を目指す。(斎藤正人)

 東京都江東区の事業拠点内でモデルルームとして活用していた既築住宅に大規模な改装を施し、研究施設とした。間取りは約20年前の新築当時のままとし、住環境におけるさまざまな課題を見つけやすくした。

 前身となった研究施設「U2―Home」は今回同様に一戸建て住宅を改修した施設で、千葉県野田市にあった。同施設では200個を超えるセンサーを配置し、ITを駆使した利便性向上を追求した。

 同社は「今回は必要があるところに技術を使う」(高田巌R&D本部IoTHouse―PJ住生活Algorithm研究Gグループリーダー)方針。より快適さを追求する一方で「生活のリスクを発見」(同)しようとしている。

 四つの要素のうち温熱に関しては、エアコンの制御と窓の自動開閉をリンクさせる。自然の風を極力取り入れながら、室内全体の温度・湿度を制御する仕組みとした。空気については、二酸化炭素(CO2)の量を計測する対象に加えた。

 屋外の音を拾ってスピーカーで室内に流すなど、高気密住宅で失われやすい要素を技術で補完し、特性を生かすことも考慮した。今後は公開されている膨大なオープンデータを活用し、機器の制御なども検討する方針だ。

最終更新:9/29(木) 13:53

日刊工業新聞電子版

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