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美しく儚げな「パンドラ銀河団」スピッツァー宇宙望遠鏡が観測

sorae.jp 9/29(木) 17:38配信

上の夜空に星屑を撒き散らしたような画像は、「パンドラ銀河団(Abell 2744)」をスピッツァー宇宙望遠鏡が撮影したものです。複数の銀河が集まってできたこの銀河団は、この先私たちに深宇宙の謎のヒントを与えてくれるかもしれません。

宇宙空間を進む光は、大質量を持つ天体によって捻じ曲げられることがあります。このような現象を「重力レンズ効果」とよび、このパンドラ銀河団の重力によっても同様の効果が生じています。またこの現象により銀河団の後ろの天体が観測できたりと、奇妙な光学的現象が発生するのです。

今回撮影された画像の少しぼやけたしみは巨大な銀河で、科学者たちは光のしまを注意深く観察することでその背後の銀河から発せられた光を分析しようとしています。スピッツァーが今回利用したのは、赤外線を観測するための観測装置「IRAC」。3.6マイクロメートルや4.5マイクロメートルの波長の赤外線がこのような美しい模様を描き出しました。

さらに、この銀河団はハッブル宇宙望遠鏡やチャンドラX線観測衛星と共同で「Frontier Fields」プロジェクトとして観測がすすめられています。計画では3年間に6つのターゲットを観測することにより、「宇宙深部のより深い理解」を得ようとしているのです。

先日はスペースXを率いるイーロン・マスク氏によってなんとも夢に溢れた火星移住計画が発表されました。しかし今回のように人類では到底手の届かない深い宇宙に思いを馳せるのも、またいいものですね。

最終更新:9/29(木) 17:38

sorae.jp

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