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三菱マテリアル、英社から銅加工部門買収

鉄鋼新聞 9/29(木) 6:00配信

 三菱マテリアルは28日、英国の銅加工事業会社Luvata社傘下で、銅加工品の製造・販売を行うスペシャル・プロダクツ(SP)事業部門(所在地・フィンランド)の株式譲渡契約を同日付で締結したと発表した。取得額は非開示だが、350億円程度になるとみられる。製品ラインナップの拡充やグローバルな生産販売体制の構築などシナジー創出に努め、銅加工事業のグローバル展開の加速と高収益事業体質の確立を目指す。

 取引実行日は欧米などの規制当局からの承認などを充足した後、来年1~6月ごろになる見通し。取得後は三菱マテリアルの連結子会社となる。
 Luvata社SP事業部門は、主に北米、欧州を含む世界9カ国14法人で事業を展開しており、グローバルな生産販売体制と顧客対応力を有する世界トップクラスの銅加工事業を展開している。また、自動車用溶接電極材や、MRIをはじめとした医療機器向け超電導線などを含む成長分野でもグローバルに製品展開している。合金・素材技術や銅条端子コネクター材など自動車分野に強みを持つ同社とは地域面・製品面・技術面でのシナジーが見込める。
 三菱マテリアルは、連結子会社である三菱伸銅とともに、これまで主として日本および東南アジア地域の12拠点(うち海外4拠点)で銅加工事業を展開してきたが、顧客のグローバル化の加速、新興国製品との競争激化が進展する中、「銅加工事業部門のグローバルな生産販売体制の確立」「金属事業の成長分野への展開」がさらなる成長と収益性向上に必要と判断した。
 Luvata社SP事業部門は15年度の売上高780億円、従業員1209人(15年末時点)。主にフィンランド、米国、英国、中国、マレーシア、ロシア、ブラジルなどで事業を展開している。

最終更新:9/29(木) 6:00

鉄鋼新聞