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これで「ポケGO」はさらに進化する!? 旭化成エレが感度20倍の地磁気センサー

日刊工業新聞電子版 9/29(木) 15:30配信

ARのズレ防ぐ

 旭化成エレクトロニクスは従来製品比で感度20倍に高めた地磁気センサーを開発する。微弱な信号を拾って正確な磁場を把握でき、精度の高い位置情報の取得や拡張現実(AR)のズレの防止などに役立つ。2018年半ばまでに開発して量産化に着手する。高機能スマートフォンに加え、飛行ロボット(ドローン)やウエアラブル端末への搭載を目指す。

 旭化成エレクトロニクスは地磁気センサーの一種である電子コンパスを開発し、国内外のスマホ市場で6割以上のシェアを持つ。今後はスマホ以外で需要を掘り起こすため、感度を高めて他分野での導入を喚起する。

 メガネ型ウエアラブル端末に感度20倍の地磁気センサーを搭載すると、端末自体の磁気と視認物の磁気を正確に検知できる。同端末は現実の視認物とコンピューター情報を重ね合わせるARを活用するが、センサーの機能により、顔を動かしてもARでズレが生じにくくなる。

 空港やデパートなど屋内で立体的な情報を得る「インドアナビ」についても利用できるよう検討している。屋内の鉄骨や磁気製品など磁場分布の情報を事前に取得できれば、人物の移動の軌跡や建物の正確な情報を得られる。事前情報の収集方法は、通信機メーカーなどと共同でソリューションサービスを模索する。

 位置情報を取得するセンサーには電子コンパスのほか、ジャイロセンサーや加速度センサーなどがある。スマホなどで高精度に位置を把握するには複数センサーを組み合わせる必要があるため、市場が伸びるとされる。

最終更新:9/29(木) 15:30

日刊工業新聞電子版