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玄海原発、プルサーマル継続 九電、県議会特別委で表明

佐賀新聞 9/29(木) 11:22配信

 玄海原発(東松浦郡玄海町)の再稼働に関連し、九州電力は28日、3号機で実施しているプルサーマルについて継続する考えを示した。高速増殖炉もんじゅ(福井県)の廃止検討で核燃料サイクル政策の見通しが不透明になる中、もんじゅとは別問題とし、「安全性は確認しており、プルトニウムの再利用として進めたい」と強調、県に改めて事前了解を求める考えはないことを示唆した。再稼働時期は、年度内は難しいとの見方を示した。

 この日開かれた佐賀県議会原子力安全対策等特別委員会(竹内和教委員長、11人)の質疑で、九電の山元春義取締役と古城悟上席執行役員が答弁した。

 使用済み核燃料を再び燃料に加工して発電に利用する核燃料サイクル政策で、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマルは、再稼働を予定する玄海3号機で実績がある。県と玄海町が2006年に事前了解し、09年12月から約1年稼働した。九電は再稼働した場合、計32体のMOX燃料を装填するとした。

 福島第1原発事故以前の10年に申請している使用済み核燃料プールの貯蔵容量を増やす「リラッキング」に関しては、再稼働後速やかに国の審査再開を期待した。

 プールには現在、約1900体が貯蔵されており、残りの容量を考慮すると3、4号機が再稼働した場合、4~5サイクル(1サイクルは13カ月)で運転ができなくなると説明した。3号機のプールでリラッキングをすれば、新たに千数十体分の容量が増えるとし、「現在は審査が中断しており、早く工事に入りたい」と述べた。

 再稼働時期では、「(現時点で)原子炉設置変更許可をいただいていない。来年3月までには工程的に厳しい」と答えた。瓜生道明社長は今年6月の株主総会後の記者会見で、再稼働時期を「年度内でチャレンジしたい」と表明していた。

最終更新:9/29(木) 11:22

佐賀新聞