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フォルクスワーゲン初の完全自動運転可能なEVコンセプト「I.D.」を公開

オートックワン 9/29(木) 18:58配信

フォルクスワーゲンは、パリモーターショーでコンセプトカーの「I.D.」を初公開した。

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採用されている 「I.D.パイロット」モードでは、完全な自動運転が可能。このテクノロジーが生産モデルに搭載されるのは2025年になる予定である。

さらに、フォルクスワーゲンでは、2025年までに年間100万台の電気自動車を販売する目標を立てており、「I.D.」の量産モデルの発売がこの目標実現に大きなカギを握ることになる。

具体的な価格は未定となるものの、同等の動力性能、装備を備えた「ゴルフ」と大差ないレベルになる見込みである。

新時代に向けての車両コンセプト

「I.D.」は、新しい「MEB」車両アーキテクチャーに基づいたフォルクスワーゲン初のコンパクトコンセプトカーとなる。

MEBは「Modularer Elektrifizierungsbaukasten(英語:Modular Electric Drive Kit 日本語:モジュラー エレクトリック ドライブキット)」の略称で、純粋な電気自動車のために新たに考案されたものである。

「I.D.」のゼロエミッションドライブシステムは、パワーエレクトロニクスとトランスミッションを含む、リアアクスルと一体化した電気モーター、車両の床下に収納されたスペース効率のいいフラットな高電圧バッテリー、クルマのフロント部分に収納された補器類などから構成されている。

電気モーターの最高出力は125kW(170PS)。0~100km/hを8秒以内で加速し、最高速度は160km/hに達する。将来登場する量産モデルは、それを上回る、または下回る性能のバリエーションも考えられるが、複数のタイプのバッテリーを搭載することが想定されている。航続距離は、400~600kmとなる。

「I.D.」に使われている高電圧バッテリーは、シャシーと一体化した設計になっている。

パワーエレクトロニクスが仲介役として、電気モーターとバッテリー間の高圧電流の流れを制御。パワーエレクトロニクスモジュールの働きで、バッテリーに蓄えられた直流電流(DC)が交流電流(AC)に変換され、またDC/DCコンバーターを介して車載電子機器に12V電流が提供される。

電気モーターの駆動力は、シングルギヤトランスミッションを介してリアアクスルに伝達される。電気モーター、パワーエレクトロニクス、トランスミッションで、ひとつのコンパクトなユニットを形成している。

床に敷かれたバッテリーにより、レーシングカー並みに低くなった車両の重心はニュートラルなハンドリング特性の実現に貢献。また前後の重量配分も48:52と理想的な値が得られている。

バッテリーの充電はケーブルを使うほか、クルマの前部に設置された非接触充電インターフェイスを使って行うこともできる。

ケーブルを使う場合、クルマを電源ソケットに接続するために、別個の充電プラグが必要になるが非接触充電では、クルマを「充電プレート」の上に停車させるだけで充電が可能に。

急速充電システムでは、30分でバッ テリー容量の80%まで充電することができる。

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最終更新:9/29(木) 18:58

オートックワン