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鹿島介護殺人 佐賀地検、夫を起訴

佐賀新聞 9/29(木) 12:28配信

将来悲観 無理心中図る

 体の不自由な女性(当時71歳)が鹿島市の自宅で殺害された事件で、佐賀地検は28日、夫の無職江口末秋容疑者(70)=鹿島市納富分=を殺人罪で起訴した。妻の介護を苦にして無理心中を図ったことを特定した。

 逮捕段階から江口被告は容疑を認め、自宅から1・5キロ離れた川に入水した状態で発見されていた。地検は関係者への事情聴取など周辺捜査を踏まえ、「介護に疲れて将来を悲観し、殺害して自殺しようと考えた」ことが動機にあったと判断した。

 起訴状などによると、江口被告は今月7日午後10時から翌8日午前4時半までの間に、自宅1階の寝室の介護用ベッドで、下半身が不自由な妻ヤス子さんの首を電気延長コードで締めて窒息死させたとしている。

 関係者によると、夫婦は2人暮らしで、ヤス子さんは1995年に交通事故で脊髄を損傷し、車いす生活となって江口被告が介護していた。2009年に鹿島市から大阪府へ転居したが、ヤス子さんは入所先の介護施設を転々とした後、今年8月末に再び2人で戻り、現在の自宅に引っ越したばかりだった。

最終更新:9/29(木) 12:28

佐賀新聞