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乾電池で長距離飛行 東海大チームがギネスに挑戦 世界最長距離へ

カナロコ by 神奈川新聞 9/29(木) 12:03配信

 東海大学の人力飛行機チームが乾電池を動力源にした有人飛行機で世界最長距離のギネス記録に挑戦する。パナソニック製乾電池によるチャレンジの一環で、同社が人力飛行機づくりで40年の歴史がある同チームに白羽の矢を立てた。前人未踏の記録への挑戦は11月、滋賀県の琵琶湖で行われる。

 人力飛行機チームは同大チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトに、学部を超えて参加している学生で構成。現在は51人で、1992年からほぼ毎回、大会にも参加している。

 パナソニックは、2008年に米国グランドキャニオンの断崖を2本の乾電池だけで実証ロボットに登らせたのを皮切りに、昨年は埼玉県立川越工業高校に依頼した乾電池動力による世界最長鉄道走行記録などを達成してきた。

 今回挑戦する機体は、両翼の幅26・2メートル、高さ3・35メートル、全長7・1メートル。炭素繊維強化プラスチックなどを材料に使い、重量は77キロ。同社の単3電池「エボルタ」500本を使用し、新記録達成の10キロ以上の飛行を目指す。

 翼は通常の人力飛行機より1・5倍の長さとなっているが、チームリーダーで工学部3年の東海林聡史さん(21)は「やるからには成功させたい」、設計とパイロットを担当する同3年の鷹栖啓将さん(20)は「本番に向け全力を尽くしたい」と意気込んでいる。

 パナソニック・アプライアンス社の黒木友揮さんは「人力飛行機の歴史やソーラーカーの世界大会で優勝するなど、モーターを使った技術もあることを考えて東海大にお願いした。飛べる限り飛んでほしい」と期待を寄せる。

 チームは今後、テスト飛行を繰り返して調整し、滋賀県の全面協力を得て、11月3日午前6時半ごろ琵琶湖・彦根港から琵琶湖大橋方向を目指して飛び立つ。

最終更新:9/29(木) 12:03

カナロコ by 神奈川新聞