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沖縄市の空き店舗、ホテルに変身 NPOが11月にもオープン

沖縄タイムス 9/29(木) 7:30配信

 まちづくりNPOコザまち社中(照屋幹夫理事長)は、沖縄市の一番街商店街の空き店舗を改装してホテルを運営する。早ければ今月にも工事に入り、11月にオープンする。観光客の滞在時間を延ばし、市内での消費増加につなげる。商店街の店舗と協力して体験型イベントを開いたり、商店街で使える食事券を発券したりし、ホテルを軸に商店街の活性化も狙う。(政経部・照屋剛志)

 ホテルは3階建てで、延べ床面積約350平方メートル。2、3階は客室、1階に交流カフェを設ける。客室は2人用9室、6人用2室を予定している。

 6月に経済産業省の商店街インバウンド促進支援事業で認定され、改装費用6400万円のうち3分の2は助成を受ける。残りは金融機関から借り入れる。

 コザまち社中は、台湾のアマチュアバンドを招いて沖縄市内のライブハウスで演奏会を開いたり、台湾の観光客に沖縄国際カーニバルなどのイベントに参加してもらう交流事業を手掛けている。

 沖縄市内は宿泊施設が少ないため、交流事業で招いた海外観光客は市外に宿泊することが多いという。照屋理事長は「市内に宿泊してもらえれば、ライブハウスなどの夜の繁華街も十分に楽しんでもらえる」と期待する。

 冬場はプロ野球やサッカーなどのスポーツキャンプを訪れるファンやマスコミの需要も見込む。年間の稼働率は60%を想定している。

 交流カフェでは、宿泊客と地元住民が交流できるイベントを企画。呉服店の着物を貸し出したり、お茶屋による茶道教室を開くなど、商店街の店舗が魅力を発信する場にしたい考え。

 地元の人と触れ合う体験型観光はニーズが高まっているといい、沖縄市の観光誘客にもつなげる。商店街で使える食事券も計画しており、商店街での消費喚起も狙っている。照屋理事長は「単なる宿泊施設ではなく、商店街を巻き込んだ活性化の拠点にしたい」と意気込んだ。

最終更新:9/29(木) 11:20

沖縄タイムス