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和歌山の上期輸出入減額

紀伊民報 9/29(木) 17:00配信

 和歌山税関支署が、今年上半期(1~6月)の県内の貿易概況を公表した。上半期での比較では、輸出額は1966億円(前年同期比26・5%減)、輸入額は1432億円(35・2%減)で、ともに2期連続の減額となった。取引量の大きな減少はなく、原油安で価額が下がったことが大きな要因とみられる。

 輸出額は昨年上半期と比べ、特に鉄鋼(853億円)で4割減った。中でも原油安により現地での需要が減ったことから、油井管に使う鋼管などの輸出額が4割減少した。台湾向けに出荷していた鉄鋼のスラブ(板状の半製品)も需要減で4割の減。このほか、灯油や軽油などの石油製品(578億円)で3割減った。

 輸入額は特に原油・粗油(1055億円)、石油製品(78億円)がそれぞれ約4割減少した。原油安の影響が大きく、原油・粗油の取引量は前年同期より微増しているのに価額は4割減。石油製品でも例えば揮発油で、取引量が16%増えたのに価額は2割減った。

 輸出額から輸入額を引いた貿易黒字額は534億円で、統計がある1979年以降では、上半期、下半期通じて最高額となった。大規模な製鉄所や製油所がある県内では、それらの原料の占める割合が高く、輸入超過の傾向があるが、2014年下半期以降は、4期連続の黒字となった。

最終更新:9/29(木) 17:00

紀伊民報