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【中国】石炭増産へ、冬に向け価格上昇圧力を緩和

NNA 9/30(金) 8:30配信

 中国国家発展改革委員会(発改委)は、1日当たりの石炭生産量を100万トン増やす方針を固めたもようだ。過剰生産能力の解消政策によって供給量を抑制してきたが、消費量が増える冬場に向けて一段と強まっている価格上昇圧力の緩和を図る。
 29日付毎日経済新聞が伝えた。コモディティー商品に関する情報提供などを行う山東卓創資訊集団(山東省シ博市、シはさんずいに輜のつくり)の劉冬娜アナリストが消息筋の話として明らかにした。
 発改委は石炭の価格上昇を受け、既に今月初旬と下旬にも増産計画を策定。このうち23日には応急措置として1日50万トンを増産する方針を打ち出していたが、同計画を2倍の100万トンに拡大するとみられる。増産の対象となっている企業は、神華集団(北京市東城区)や中国中煤能源集団(北京市朝陽区)などの大手が中心という。
 石炭の過剰生産能力の解消を進めている政府が増産に転じる背景には、価格の大幅な上昇がある。中国の代表的な石炭集積地である秦皇島港(河北省秦皇島市)の5,500キロカロリー一般炭相場は28日に1トン当たり560~570元(約8,500~8,700円)となり、前年同期比43%上昇した。
 劉氏は「1日100万トンを増産しても、供給不足の解消にはつながらない」と指摘。冬場に向けての備蓄需要で価格上昇が一段と進み、10月上旬には1トン当たり600元に達する可能性があると分析した。政府は今後より多くの企業に増産を認める可能性があるとしている。

最終更新:9/30(金) 8:30

NNA