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小池都知事の定例記者会見9月30日(全文2完)市場関係者の補償はしっかりと

THE PAGE 9/30(金) 18:27配信 (有料記事)

盛り土問題とオリンピックの見直し案について

読売新聞:幹事社の読売新聞のキノシタから何点か質問します。盛り土の前に端的に2問、伺いたいんですけども、昨日、都政改革本部の中の第2回会議の中で、オリ・パラ調査チームの報告書が出まして、さまざまな抜本的な見直し案が盛り込まれていたんですけれども、それを受けて競技団体ですとか、競技者の間で不安の声ですとか反発しているような声も上がっているんですが、それについて端的にどのように受け止められているんでしょうか。

小池:オリ・パラ調査チームは極めて大胆に、そしてまた経営的な手法でいくつかの提言をしてくださいました。特に大会が終わってからの利用頻度であるとか、それからそれによるロスが出るのか出ないのか、出るとしたらどれぐらいのものになりそうなのか。オリンピックを開いて、そして廃墟となった建物なりを、残っているそういった各国の例なども参考にしながら割り出した客観的な報告書であります。

 大変、提言については重く受け止めております。なぜかというとそれは結局、都民の皆さま方に負担をお願いしなければならない、その1点だからであります。もちろんアスリートの団体であります、それぞれの競技団体、これは国内それから国際、そしてそのさらに全体的に申し上げればIOC、これが理事会等々開いて、そして場所を決定する。その過程については私自身、競技の協会に携わって、さまざまな流れについては存じ上げているつもりであります。ですから皆さんびっくりなさったことかと思います、各団体については。

 しかし一方でそのベニュー、会場をつくることについては、今回分析させていただいたのは都が関係している、都がまさしく主体となっている会場のことでございました。特にお金、金額が上のほうにある、上位3つの会場をチェックしたわけでございます。これは報告書として、報告としてしっかりと受けて検討をしていきたいと思っております。総合的に判断を下していきたいと思っております。

 いずれにしましてもこれまでのというか、これからの、東京の次、2024年で各国、各都市が例えば手を上げていたハンブルグとか、ボストンとか、それからローマですけれども、元気に手を上げていたのがだんだん今、手が下がりつつあって、もうWithdrawしてしまっていると。その理由というのは財政、それから環境に対して、いろいろと会場つくったりすることに対しての問題点ということで、だいたい市民、国民からの反発ということで手を下ろしたということでございます。ですからやはりこのお金の問題というのは、造る部分とそれからそのあとの、後利用の話とかございますので、だからこそ総合的に考えて判断していきたいということでございます。

 それからきのう申し上げた中で、申し上げたというか報告書の中で、上山教授らが一番訴えていきたかったところはガバナンスの問題だというふうにおっしゃっておられました。社長も財務部長もいないなどと厳しい言葉をおっしゃってましたけれども、ぜひガバナンスという観点でしっかりとした方向性というものがより見えていけばよろしいのではないかというふうに思っております。

読売新聞:2点目なんですけども、昨日、青果棟の近くの3カ所でベンゼンとヒ素が初めて環境基準を超えたと。知事も延期の判断をするときに最重要視したモニタリングで初めて出たということなんですけども、モニタリングを今後も継続していくっていう話をされているとは思うんですが9回目、最終回が1月に出るんですが、その後も続けていくということになるんでしょうか。

小池:その件につきまして、私もきのう報告を受けまして大変驚いたところでございます。今、水の点で言うと例の地下空間からのたまり水と今度また別の水の話ですから、ここはまず、もう間違えないようにしていただきたいんですが、これは決められた観測井戸から出た、採水した地下水で、定期的に行ってきたこの地下水のモニタリングの一環でございます。環境基準を超えたということは初めてでありまして、ベンゼン、ヒ素が検出されてきたわけでございます。豊洲市場の用地には201カ所設置している観測井戸があるわけですが、今回は5街区の2カ所からベンゼン、それから1カ所からヒ素が検出をされております。5街区というのは青果棟になります。

 今回、一部の井戸から少しではありますけれども、少量ではありますが環境基準を超える物質が検出されたわけでございまして、今回まだきのう発表されたので図表に出るのは、ここだけ、この、になりますけれども、これまで8回モニタリングしておりますが、これ前回もご説明するときに使ったものでございますけれど、この検出の値というのは単純な、時間が減れば、経時変化ではないということを私、前に申し上げたところなんですね。これを見ていただいても、だんだん収まったかなと思ったら、今回まさしくこのように高い数値といいましょうか、基準値を超えてしまっているということでございます。

 結論から申し上げますと、モニタリングは続けます。今回2年間ということですから、まず2年間をきっちりやります。それは11月に採水をして1月にその結果が出て、そしてその時点での2年間きっちりやる。今回、私がこだわっていたのは、まずきっちり2年間やりましょうよと。決められていることでしょうと。それをオリンピック・パラリンピックの道路を造るためには、逆算すれば早くしましょうよ、もう切り上げ、みたいな話になったので、それは違うということを申し上げてきたわけです。

 で、今回このように出てしまったことに驚くわけではありますけれども、そして今度も着実に2年間のモニタリングは引き続き続行していくということで、9回目の、11月に採水して1月にその結果が出るということのモニタリングを引き続き計測をしていくということと、それからそのあと、ではどうしますか、ということについては、まず専門家の会議が平田先生、座長ですね。それから市場問題プロジェクトチームによる検証も行ってまいります。それから細見先生もおられますので、こちらは土壌汚染対策工事と地下水管理に関する協議会、こちらの細見座長などに、この専門家としての見地からご判断も、まずはそこでいただくということになろうかと思います。

読売新聞:2年間、9回の全体で判断するということですか。本文:20,865文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

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最終更新:9/30(金) 18:27

THE PAGE

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。