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中国大陸との刑事司法共助、蔡政権発足後に交流が停滞/台湾

中央社フォーカス台湾 9/30(金) 12:44配信

(台北 30日 中央社)邱太三・法務部長(法相)は29日、民進党の蔡英文政権が発足した5月以降の中国大陸との刑事司法共助について立法院(国会)で説明を行った。邱氏は、文書の送付や捜査、証拠収集などにおける協力体制は維持されているものの、相互訪問、人材育成などの交流は停滞していると明かした。

同部の陳明堂政務次長は、双方は5月以降も電話やファクスでの連絡を取っていると強調したが、一方で、6、7月に予定されていた検察実務研究討論会が延期されるといった影響も出ているという。

台湾は2008年以降、国民党の馬英九前政権が経済を中心に中国大陸と交流を深めたが、蔡政権誕生後は「一つの中国」の原則を認めないことで関係が冷え込み、大陸側が当局間の直接対話を停止している。

このほか、両岸(台湾と中国大陸)間では蔡政権発足直前の4月以降、ケニア、マレーシア、カンボジアで逮捕された台湾人が、台湾ではなく大陸に移送される問題が相次ぎ発生しているが、法務部の統計によると、9月20日までに大陸側に引き渡された台湾人は198人に上るという。

(王揚宇/編集:杉野浩司)

最終更新:9/30(金) 12:44

中央社フォーカス台湾