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日本統治時代から続く“台湾最古”の新竹市立動物園、開園80周年で回顧展

中央社フォーカス台湾 9/30(金) 19:38配信

(新竹 30日 中央社)日本統治時代に設立され、場所が移転していない動物園として台湾最古の新竹市立動物園で30日、開園80周年を記念する回顧展が始まった。コンセプトは「タイムマシン」で、動物園の資料や古写真などを展示し、これまでの歴史を振り返っている。

新竹市立動物園は1936(昭和11)年、児童遊園地の敷地内に設置されたのが始まりで、当初は小規模だった。第二次世界大戦では施設が破壊され、生き残った動物も戦後、円山動物園(台北市中山区、現・台北市立動物園)に引き取られた。1953年になってようやく動物園としての姿を取り戻すことになる。

動物園の発展のきっかけを作ったのは、在日の台湾出身者、何国華さんが1957年に寄贈した北海道のツキノワグマの子供。この小熊は「ナンバーワン」と名付けられ大きな人気を博した。何さんはほかにも、トラやヒョウ、ライオン、ゾウ、ワニなどを日本から輸入。これが呼び水となり、寄贈も増加。1961年には児童遊園地から独立した施設となっている。

楊家民園長によると、1971年にはサル50匹と交換する形で日本の動物園からホッキョクグマを迎えており、日本との縁は深い。当時、ホッキョクグマを飼育しているのは台湾では同園だけだったという。

回顧展は来月30日まで開かれている。

台北市立動物園(台北市木柵区)は前身の円山動物園(1914年開園)時代を含め100年以上の歴史を誇る。

(魯鋼駿/編集:杉野浩司)

最終更新:9/30(金) 19:38

中央社フォーカス台湾