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【ベトナム】1~9月成長率5.9%、目標達成は困難に

NNA 9/30(金) 8:30配信

 ベトナム統計総局(GSO)は29日、1~9月の国内総生産(GDP)実質成長率が5.93%だったと発表した。上半期(1~6月)の干ばつなどによる第1次産業の不振が尾を引き、前年同期の6.5%を大きく下回った。ベトナムの成長率は月を追うにつれて加速する傾向があるが、政府目標の6.7%達成は困難な状況になった。
 
 GDP成長率を四半期ごとにみると、今年第1四半期(1~3月)は5.48%、第2四半期(4~6月)は5.78%、第3四半期(7~9月)は6.40%に持ち直した。第2四半期の成長率は6月末に発表された5.55%から上方修正された。
 第3四半期の成長率は前年同期から0.41ポイント減速した。第3四半期の成長率発表に先立ち、アジア開発銀行(ADB)は通年の成長率見通しを昨年と同水準の6.7%から6%に下方修正している。ただ1~9月は約28億米ドル(約2,820億円)の貿易黒字を計上しており、外国直接投資(FDI)の実行額も前年同期比12%増の110 億米ドルと景気を下支えした。さらに9月20日までの金融機関による貸出残高も10.46%拡大している。前年からは減速したが、2014年1~9月の成長率5.62%と比較すると0.3ポイント以上高い水準だ。
 
 ■第2次産業は11%伸び
 
 1~9月の名目GDP額は3,037兆8,280億ドン(1,361億米ドル)だった。うち第1次産業(農林水産業)が15.54%、第2次産業(工業・建設業)が32.48%、第3次産業(サービス業)が41.8%を占めた。
 実質成長率を産業別にみると、工業・建設業が7.5%と最も伸びた。うち「電気・ガス」が12.1%、「製造業」が11.22%と大幅に伸びた。ただ鉱業は3.6%縮小した。
 サービス業は6.66%の伸び。最も伸びたのは「情報通信」で8.68%。次いで「商業」が8.15%と高い伸びを示した。
 農林水産業は0.65%止まり。内訳をみると「林業」が6.19%と高い伸びを示したが、「漁業」は1.81%、「農業」は0.05%で、上半期のマイナス0.78%から拡大に転じた。

最終更新:9/30(金) 8:30

NNA