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【ソフトB】工藤監督 屈辱V逸の原因はどこにあったのか

東スポWeb 9/30(金) 6:00配信

【ソフトバンク鷹匠の誤算・絶体王者はなぜ負けた(前編)】誰がこんな事態を予想したか。圧倒的な戦力を誇り、2年連続日本一のソフトバンクが、最大11・5ゲーム差をひっくり返されてリーグ3連覇を逃した。優勝した日本ハムの猛追もあったが、史上最速のマジック点灯ペースで勝ち進みながら、まさかの失速。7月以降の勝率は5割ジャスト(28日現在)。屈辱的なV逸の原因はどこにあったのか。前後編で工藤公康監督(53)の誤算を検証する。

 交流戦直後の6月24日の時点で3位の日本ハムとは11・5ゲーム差もあった。しかし、2勝すれば史上最速マジックが点灯していた7月1~3日の直接対決(ヤフオクドーム)で3連敗。ここからまさかの展開を迎えた。

 工藤監督就任1年目の昨年はシーズン90勝を挙げての圧勝V。一気に日本一まで駆け抜けた。今季も球宴を迎えた時点では2位の日本ハムとは6ゲーム差。指揮官は「今は日本ハムが勝っているが、2勝1敗、2勝1敗でいって、それでも抜かれるなら言い方は悪いが仕方ない。足元を見て戦っていったほうがいい」と口にした。

 しかし、打つ手、打つ手がハマってシーズン90勝を挙げた昨年とは何かが違った。7月は勝率5割と停滞。8月の初旬に5ゲーム差で迎えた日本ハムとの直接対決を前に、工藤監督は「今年は長く感じる。勝たなければいけない中でやってるからかもしれない。勝って当たり前、3連覇ですね、というプレッシャーの中で、そう感じているのかもしれない」とも漏らした。

 戦力的に見ればマリナーズに移籍した李大浩の抜けた穴が想像以上に大きかった。当初はフロントも、代役に昨季ウエスタン・リーグ2冠のカニザレスが控えており、若手にもチャンスが生まれると楽観していた。補強に関してフロントに一任する姿勢を取っていた指揮官も、大砲流出に「いなくなるのは痛いけど、代わりの選手はいる。僕なりにプラスにとらえたい」と深刻には考えていなかったフシがある。

 その影響がはっきりと見え始めたのはシーズン中盤以降だ。打開策として、昨季は不動だった中軸を含めて、次々と猫の目でオーダーを組み替えた。もともと「動」の指揮官が、松田の1番起用をはじめ、大きくオーダーを動かした。不動の3番だった柳田も5番や1番で起用。さまざまな打順が試された。

 ベンチワークでも活路を見いだそうとした。手探りだった昨季と異なり、細かいサインで得点を奪いにいく動きが増えた。8月10日のオリックス戦(京セラドーム)では、2014年からフルイニング出場を続けていた松田に代走・城所を出してまで勝利にこだわった。

 しかし、効果てきめんとはいかず夏場以降は苦しんだ。結果論かもしれないが、チーム内には「どうしても焦っているかのように見えてしまった。戦力が絶対的に足りないならともかく、序盤はうまくいってたのに打線を組み替え過ぎたのはあるかもしれない」という声もあった。

 終盤に救援陣が崩壊した。リリーフだけで前年比の2倍となる21敗を喫する事態に陥った。予兆はあった。打線が爆発力を欠く中で序盤は接戦の勝ちが多く、救援陣がフル回転。加えて起用する投手に関してベンチとブルペンの連携がうまくいかず、登板数だけでなくブルペンで肩をつくるための球数が前年より大幅に増えた。

最終更新:9/30(金) 7:16

東スポWeb

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