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投げ銭でビットコインを身近なものに 少額ビットコイン送金サービス開発へ

エコノミックニュース 9/30(金) 8:20配信

 スマートフォン端末での、現金や電子マネー等に交換可能なポイントサービスを運営するセレスは、ビットコイン送金サービス「CoinTip」の開発開始を発表した。このサービスは、SNS上のテキストコメントに含まれるコマンドを解析することにより、ビットコインのユーザー間の送金処理を行うことが可能となる。これにより、例えば作家の創作活動を応援することを目的として、SNS上で気軽に少額ビットコインの投げ銭が可能となる。これに類似したビットコイン送金サービスとしてはネット上のコンテンツ制作者などに対して、少額の投げ銭が行なえる「CloudTip」(クロスブリッジが提供)がある。こうしたビットコインによる送金サービスが普及することで、従来コメントによるやりとりがメインだった、小説・イラスト・音楽などの作品や、便利なサイト、ブログ等に対して、感謝・応援の気持ちが表しやすくなる。ファンや支援者は、缶コーヒーを送るような気軽さで、少額のビットコインを送ってアクションすることができる。

 国内のビットコインの取引方法としては現在、「bitFlyer」、「bitbank」、「BtcBox」、「coincheck」といった取引所を利用した方法が主流となっている。ビットコインはブロックチェーンと呼ばれる銀行のような中央機関を経由せず、直接1対1の取引ができる仕組み上でやりとりされている。ブロックチェーン上で有価証券などをトークン化することで、ユーザー同士のセキュアな取引が可能になる。発行されたトークンは複製不可能という特徴を利用して、限定発売の電子トレーディングカード、1回しか使用できない投票券、転売不可能な電子チケットといったものを流動させることが可能となる。2016年は仮想通貨としてのトークンが活用され始めた「トークンエコノミー元年」とされており17年はさらに、ビットコインなどのトークンアセットがブロックチェーン上で流動するといわれている。

 一般の人にとってはまだまだ馴染みが薄く、手を出しづらいと感じるビットコインも、手軽に行える投げ銭によるやりとりを通して、その便利さが認識される可能性がある。ビットコインによる新たな経済圏の広がりを実感する日は近いかもしれない。(編集担当:久保田雄城)

Economic News

最終更新:9/30(金) 8:20

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