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社長に新井田氏(幸楽苑HD社長) 花春酒造新生会社

福島民報 9/30(金) 9:50配信

 会津を代表する醸造業「花春酒造」を支援する別会社は29日、酒造部門を引き継いで社名を「花春酒造」とし新社長に新井田伝氏(72)=幸楽苑ホールディングス(HD)社長、福島県会津若松市出身=が就いた。旧花春酒造は神指(こうざし)興産に改称し会社清算に入った。
 新井田氏と旧花春酒造社長の宮森泰介氏(59)が同日、会津若松市役所で記者会見し、新体制を発表した。新花春酒造は新井田氏をはじめ、会津地方に縁の深い経済人ら5人が計3千万円を出資し、財務基盤を強化した。専務には佐藤清氏(70)=元幸楽苑ホールディングス副社長=が就いた。会社に常勤し、実質的に経営を担当する。宮森氏は経営に関わらない方針。
 新井田氏は会見で「会津の花春は、なくてはならない酒。数年で県内を代表する蔵に戻す」と話し、首都圏への販売を強化し、売上額を倍増させる考えを示した。
 旧花春酒造の本社、工場の土地建物、社員21人の雇用なども受け継ぐ。
 旧花春酒造は享保3(1718)年に創業し、昭和53年には売上額約37億円を誇った。その後、日本酒離れによる長期の販売量の減少や東京電力福島第一原発事故の風評などの影響で売り上げが減少し、平成27年度は約2億5千万円で最盛期の15分の1になっていた。負債は約5億円。

福島民報社

最終更新:9/30(金) 11:34

福島民報