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NECのIoT基盤を確立、ソリューションの拡充も

ITmedia エンタープライズ 9/30(金) 8:24配信

 NECは9月29日、同社が提唱するIoTの5層モデルに基づいて製品群を整備したIoT基盤「NEC the WISE IoT Platform」を確立し、同時にこのIoT基盤を用いて、企業や社会インフラなどの幅広い業種・業態に活用できるIoTソリューション群も拡充すると発表した。

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 NECは2015年7月にIoTのアーキテクチャとして5層モデルを発表している。これは、デバイスコンピューティング、エッジコンピューティング、クラウドのレイヤーに、それぞれをつなぐ近距離ネットワークと広域ネットワークを加えた5層から成る。

 NEC the WISE IoT Platformは、企業の実証環境の立ち上げと本番環境への迅速な移行を実現するための各種の機能を備えている。ソフトウェア、AIエンジン、サービス、APIなど、IoTシステムに必要な機能群は、それぞれビルディングブロックして提供。これらのブロックを目的に応じて自由に選択し、IoTアーキテクチャの各層に配置して利用できる。このため、新規ビジネスの立ち上げに伴う実証環境としての活用や事業のスモールスタートのみならず、将来の事業成長や環境変化に合わせて迅速かつ柔軟に機能を追加・変更しやすい構造になっているという。さらにビルディングブロックは、オンプレミスだけでなく、NECのクラウドやパートナークラウドなど、複数のクラウドサービスにも配置できる構造のため、システム要件に対して柔軟に対応できるとしている。

 なお、ビルディングブロックの開発は、技術検証や迅速な機能拡充に優れるオープンソースソフトウェア(OSS)を活用し、最新技術を適用したソフトウェアを広い範囲で活用できるようにしている。

 また、データの収集・分析においては、センサーやデバイスから収集したデータをIoTデータ収集基盤でデータベースごとに整形して蓄積し、各AIエンジンに合わせて分析しやすいフォーマットに変換することで、効率的かつ高速にデータを処理を可能にしている。AIエンジンは、NECの最先端AI技術群「NEC the WISE」をはじめ、他社のAIエンジンとともに構成要素として組み込まれており、目的に応じて自由に組み合わせて利用できるという。

 セキュリティについては、NECが長年培ったミッションクリティカルなシステム構築の経験をIoTシステムに適用し、システム全体を安全に連携させ、脆弱性管理やマルウェア対策などのサイバーセキュリティ対策による堅牢なシステムを提供するとしている。

 さらにNECは、このIoT基盤とともに、顧客との共創ワークショップやコンサルティングサービスなどを通じ、事業の効率化や経営の革新に貢献するビジネスインフラを構築することで、高い価値を創出するさまざまなIoTソリューションを提供する構え。

 今回、NEC the WISE IoT Platformをベースに提供する、製造業・流通業・物流業といった企業向けIoTソリューションと、セーフティやモビリティといった社会インフラ向けIoTソリューションを拡充した。具体的には、流通業向けソリューションの店舗管理、セーフティ向けソリューションの行動解析、都市インフラ向けソリューションのインフラ監視など、6種のIoT関連ソリューションの販売を2016年度下半期以降に順次、開始するとしている。

最終更新:9/30(金) 8:24

ITmedia エンタープライズ

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