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最強の水場タブレット!? 「arrows Tab F-04H」で快適ライフ

ITmedia Mobile 9/30(金) 14:07配信

 富士通コネクテッドテクノロジーズ(旧:富士通)の「arrows Tab F-04H」は、約1年半ぶりのNTTドコモ向けarrows(ARROWS) Tabの新作だ。

【水だらけの台所でもしっかり自立!】

 1年半ぶりのニューモデルということもあり、さまざまな面で使い勝手を向上している。それが私たちの生活にもたらす「快適」を見ていこう。

●grip edge:どこにでも立てかけられる便利さ

 タブレットといえば手に持って使う――と思われがちだが、開発に携わる人たちに話を聞くと、手に“持たない”で使うユーザーが思いの外多いのだという。では、どうやって使うのか。

 Webページの閲覧、Officeドキュメントの確認・編集、動画の視聴……といった筆者の利用シーンを思い返してみると、机なり壁なり、何かに立てかけて使うことが多い。複数の知人に聞いてみても、やはりタブレットを立てかけて使うことが多いようだ。要するに“立てて”使う人が多いのだ。

 しかし、世に出ているタブレットは、立てかけて使うことを意外と想定していない。安定して立てるには、タオルのような摩擦力の強いものをタブレットの下方に敷くか、卓上ホルダやスタンドを用意する必要があるものが多いのだ。例えば、F-04Hの先代に当たる「ARROWS Tab F-03G」も、単体で壁や机に立てかけようとすると、自立できずに倒れ込んでしまうことが多い。

 タブレットユーザーが立てて使うことが多いことを踏まえて、F-04Hでは本体背面の下部と左右の計6カ所に「grip edge」と呼ばれる滑り止めが付けられた。これにより、本体だけでも容易に壁などに立てかけられるようになった。とりわけ、水などで滑りやすくなっているキッチンや風呂場ではgrip edgeの効果は大きい。

 F-04Hは、どこでもタブレットを“立てる”すべとして、持ち運びしやすい卓上ホルダを付属している。このホルダは角度を4段階調整が可能で、立てかける場所がない時に威力を発揮する。ただし、この卓上ホルダは現時点では「試供品」となっているので、紛失・破損した際には再入手できないことには注意しよう。

●虹彩認証:一瞬で端末ロック解除OK

 意外と手に持たずに使うことが多いタブレット。では、どのような時に手に持って使うのだろうか。

 また筆者の利用シーンを思い出してみると、端末のロック解除をするときにタブレットを持ち上げることが多いことに気が付いた。電源キーを押す、画面が付く、PIN(暗証番号)なりパスワードなりパターンなりを入力してロックを解除する、という一連の動作は、片手でもできなくはないが、しっかりとタブレットを持って両手でやった方が手っ取り早い。

 しかし、いちいちタブレットを持ってやるのは面倒だ――という筆者の気持ちをくんだのかどうかは分からないが、F-04Hでは虹彩認証「Iris Passport」をタブレットとして世界で初めて搭載した。

 虹彩認証ユニット(赤外線カメラと赤外線LEDライト)やソフトウェアの基本仕様は「ARROWS NX F-04G」や「arrows NX F-02H」に搭載されているものと同じで、画面ロックの解除のほか、一部ドコモサービスのパスワードレス認証や、Webブラウザなどで保存したパスワードを呼び出せる「パスワードマネージャー」の認証に利用できる。

 最初の虹彩の登録には時間がかかるが、一度登録してしまえば最短0.6秒で本人確認ができる。初めて虹彩認証を使うユーザーのために、「虹彩認証体験」アプリもプリインストールされている。

 画面をタップするだけでスリープを解除できる「タッチでON」と組み合わせれば、体感的に一瞬でスリープ解除からロック解除まで行えてしまう。下に掲載した動画は、実際にタッチでONでスリープを解除して虹彩認証でロック解除するまでを記録したものだ。画面をタップしてからロック解除までに掛かる時間は、2秒程度だ。

 撮影の都合上、今回は手に持って撮影しているが、立てかけた状態でも同じ流れでロック解除できる。従来のarrows Tabで対応していた指紋認証とは異なり、指あるいは本体がぬれた状態でも認証できることもメリットだ。

 慣れてしまえば非常に快適なIris Passportだが。以下のような状況下では認証できないことがある。その場合は、代替認証方法(PIN【暗証番号】、パスワード、パターン)を使って認証しよう。

・認証ユニット近辺が水にぬれたり汚れたりしている場合
・強力な光源(夏の直射日光など)のもとにいる場合
・本体が縦向き、あるいは逆向きの場合(本来の向きにする必要がある)

●丈夫さ:防水・防塵を含む「MIL規格」の14項目をクリア

 Androidベースのarrows Tabは、初代の「ARROWS Tab F-01D」から防水・防塵(じん)性能を備えていることが大きな特徴だ。F-04Hでも、IPX5/IPX8等級の防水性能とIP6X等級の防塵性能を備えている。メーカー独自に高湿度下での試験も行っているので、風呂場を含む水場での利用も安心だ。汚れた時は水洗いもできる。

 F-04Hでは、米軍の物資調達基準である「MIL-STD-810G(MIL規格)」の試験項目のうち、防水・防塵を含む14項目をクリアするタフネスさも備えている。従来のarrows Tabよりも、過酷な環境下でより安心して使える。

●マルチユーザー機能:プライバシーに配慮してタブレットをシェア

 タブレット、とりわけ大画面のものは家族で共用することも多い。その際に問題になるのが「プライバシー」だ。

 家族で共用するためのソリューションとして、従来のAndroidベースのarrows Tabでは「NX!ホーム」(独自のホームアプリ)に「スタイル切替」を搭載していた。この機能では、使うユーザーによって最大6つまでのホーム画面を設定できるが、完全なマルチユーザー機能ではなく、アプリやデータはどのユーザーからも実質“丸見え”になってしまっていた。

 F-04Hでは、Android 6.0に標準で備わる「マルチユーザー機能」に対応した。この機能では、端末の管理者(メインユーザー)とは別に、「サブユーザー」と「ゲストユーザー」を最大で7人まで(うちゲストユーザーは1人のみ)設定できる。

 サブユーザーやゲストユーザーには管理者とは別の内蔵ストレージ領域が設定され、PC接続時も含めて他のユーザーが保存したデータにはアクセスできないようになっている(※)。また、サブユーザーについては「Googleアカウント」を設定することで、管理者や他のサブユーザーとは別個にアプリをダウンロード・インストールしたり、有料コンテンツを購入したりできる。

 ユーザーの追加は、管理者が以下のいずれかの操作をすると行える。

・通知シェードのユーザーアイコンをタップする(ユーザー切り替えも同じ画面で可能)
・端末設定の「ユーザー」をタップする(ユーザー削除も同じ画面で可能)

※複数のユーザーで同じアプリを利用している場合、アプリの本体ファイルは共有される。ただし、データやキャッシュはユーザー別に設定され、他のユーザーからアクセスできない

 ユーザーの変更は、通知シェードのユーザーアイコンをタップするか、ロック画面のユーザーアイコンをタップすると行える。ロック画面については、メーカー独自のカスタマイズが施されており、Androidオリジナルのユーザーインタフェース(UI)よりも分かりやすく、少ない手順でユーザー切り替えできるように配慮されている。

 メーカーによるカスタマイズという観点では、ユーザーごとにアプリや利用時間の制限も行えることも見逃せない。制限できる内容は以下の通り。

・利用可能なアプリ
・利用できない時間帯の設定
・利用できる時間の設定

 利用制限機能は、子供にタブレットを使わせる場合に役立つだろう。ただし、機能制限機能を利用する場合、サブユーザーを新規作成する段階でその旨を指定する必要があるので注意しよう。

 ただし、OSの仕様から、microSDに保存したデータについては他のユーザーからも閲覧できる。データを保存したユーザーのログを取ることで他ユーザーのデータを非表示にする配慮をするアプリもあるにはある。が、あくまでも「アプリによる配慮」であるため、他アプリやPCからは同じように見えてしまう。この点にさえ気をつければ、従来のarrows Tabよりも安心して家族で共用できる。

●いつでもズーム:どんなアプリでも拡大表示できて便利

 arrows Tabには、メーカー独自の便利機能がたくさん盛り込まれている。その中でも、特にお勧めしたいものが「いつでもズーム」だ。

 この機能を使うと、ナビゲーションバーのアイコンをタップするだけで画面表示を拡大できる。表示倍率は最大5倍で、ピンチイン・ピンチアウトで調節できる。アイコンを再びタップすれば、一瞬で通常表示に戻る。

 通常は拡大表示に対応しないアプリ・機能であっても拡大表示できるので、細かいところまで見たい時に役立てよう。

 arrows Tab F-04Hは、老若男女、タブレットの初心者から上級者まで、幅広いユーザー層が満足できる機能を備える機種に仕上がっている。多機能ゆえに販売価格も張る(ドコモオンラインショップで税込みで8万2944円)が、2年間使う前提であれば実質価格は3万円弱~4万円弱となり、納得感がほどほどにある価格となる。

 どれくらいの「納得感」があるかは、人によってさまざまであると思う。ドコモショップなど、実機が配置されている販売店で、ぜひ手に取って試してみてほしい。

最終更新:9/30(金) 14:07

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