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【スプリンターズS】ミッキーアイル データが示す「怪物ビッグアーサーと互角以上のスピード」

東スポWeb 9/30(金) 20:12配信

【スプリンターズS(日曜=10月2日、中山芝外1200メートル)新バージョンアップ作戦】同日の凱旋門賞の話題に押され気味?の第50回スプリンターズSだが、刮目すべき秋のGI開幕戦に変わりはない。春のスプリント王ビッグアーサー断然ムードの中で新VU作戦が狙うのはミッキーアイル。スプリント路線に矛先を向けて今回で6ハロン5戦目…ようやく機は熟した。

 高松宮記念の自身前3ハロンが33秒3。セントウルSは同33秒1。近2走で33秒台前半の入りすらいとわないスピードを満天下に示したビッグアーサー。逃げて良し、差して良しの王者に果たして死角はあるのか?

 少なくとも、ほぼ勝負付けが終わった感のある既存のスプリンターたちに逆転を望むのは難しい。ビッグアーサーに匹敵するスピードを持ちながらも、まだまだスプリンターとしての伸びシロ十分。そんなイメージ像を追い求めると、自然とミッキーアイル◎にたどり着いた。

 同馬がスプリント路線へ参入したのは昨年の高松宮記念(別表参照)。自身前後半3ハロン34秒4→34秒2とバランスの取れたラップを刻んで3着。適性をうかがわせるには十分の滑り出しだったが、その後も期待にたがわぬパフォーマンスを続けている。

 2015年スプリンターズS=1分08秒3→16年高松宮記念=1分06秒8と国内で走るごとに走破時計を短縮。特筆すべきは、前半ラップを速めても34秒2→33秒8→33秒8と上がり3ハロンの数字に影響が及んでいない点。キャリアを重ねるごとにスプリンターとしてブラッシュアップされていく様子が数字の上でも如実に表れている。高松宮記念でビッグアーサーにつけられた着差が3/4馬身。さらなる伸びシロを見込めば、逆転は十分に可能と判断した。

 前後半3ハロンともに33秒台前半でまとめられる脚力を持つビッグアーサー。その牙城を崩すのは容易でないが、怪物級相手でもタイトルをもぎ取れる。その確信を深めたのがセントウルSだ。

 ビッグアーサーの強さが際立ったレースとはいえ、勝ち時計は例年並みの1分07秒6。一方、2月の阪急杯(7ハロン)でミッキーアイルが刻んだ6ハロン通過は1分07秒8。同じ週の古馬500万下のマイル戦が前者は1分32秒6、後者は1分34秒2。直線の坂を迎える前の計時とはいえ、馬場レベルを考慮すれば、ミッキーアイルのスピードはビッグアーサーと互角以上とみていい。

 スプリント5戦目ならそろそろスプリンターとして完成の域に入るころ。スプリント初勝利がG�。そんなシーンも決して夢物語ではない。

最終更新:9/30(金) 20:12

東スポWeb

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