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世界最大級の恐竜足跡化石を発見 モンゴルで岡山理科大など調査隊

山陽新聞デジタル 9/30(金) 8:10配信

 モンゴル・ゴビ砂漠で古生物調査を進めている岡山理科大(岡山市北区理大町)とモンゴル科学アカデミー古生物学地質学研究所の共同調査隊は29日、約7千万~9千万年前の白亜紀後期の地層から、長さ1メートルを超える世界最大級の恐竜の足跡化石が見つかったと発表した。

 発見された化石は4点で、保存状態が最も良好なものは長さ106センチ、幅77センチ。爪跡がはっきりと残り、形状などから4本足で歩く大型植物食恐竜「竜脚類」の一種、ティタノサウルス類の左後ろ足の可能性が高い。体高約5メートル、全長は最大三十数メートルと推定される。

 調査隊によると、泥の中に恐竜の足が深くめり込み、その跡にたまった砂が固化。地表に露出した後も風化に耐え、立体的な足形として残った。4点は、その分布状況から、それぞれ別個体の足跡とみられる。

 長さ1メートルを超える足跡化石はモロッコやフランスでも報告例があるが、爪跡まで分かる保存の良い例は非常にまれという。調査隊日本側リーダーの石垣忍・同大教授(古生物学)は「調査範囲をさらに広げ、同一個体の足跡が出てくれば、歩き方や移動速度などの生態も解明できる」としている。

 発掘場所は首都ウランバートルの南東約600キロの南ゴビ県シャルツァフ。今年8月中旬から9月初旬にかけて調査した。

最終更新:9/30(金) 8:10

山陽新聞デジタル