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「源氏物語」の世界に浸れる「京都府立植物園」

TOKYO FM+ 9/30(金) 10:00配信

「ボタニカル」=「植物」の力でキレイと元気を磨くをコンセプトにお届けしている、TOKYO FMの番組の9月30日の放送では、「京都府立植物園」を紹介しました。

歴史ある植物園、紅葉の隠れ名所も

「京都府立植物園」は、大正13年(1924年)1月1日開園、日本で一番歴史ある公立の植物園です。東に比叡山を望み、西に加茂川の清流を背景とし、京都御所の面積の2倍以上である24万平方メートルという広大な敷地は、植物園のために土地を開墾したのではなく、この地に昔からあった自然環境を残して作られました。例えば、古代の京都の地にあった植生、自然の水辺を残し、四季それぞれの美しさを楽しめる静かな自然林「なからぎの森」。特に秋の景観が素晴らしく、紅葉の隠れた名所の一つとなっています。そして、「楠並木」。川端康成の小説「古都」の中にも登場し、地元・京都府民だけでなく、文学に親しむ全国の人々からも、心落ち着く散歩道として愛されています。

「源氏物語」の四季の世界を届ける植物たち

歴史深い京の自然だけではなく、日本最大級の観覧温室を有するなど、みどころたっぷりのこの植物園。実はもうひとつの魅力として、植物を通して一年中「源氏物語」の世界に浸れるというところにあります。

紫式部によって書かれた古典文学「源氏物語」は、全54帖からなる物語。題名も、描写も植物を背景にしているものが多く、植物とともに京の四季の風情を知ることができます。その中に登場する植物を、園内いたるところで見つけられます。平成20年(2008年)には、源氏物語が歴史に登場して1000年という節目を迎えたということで、源氏物語「花」案内地図を園独自に制作しました。これからの季節、秋は「オミナエシ」「キキョウ」「シオン」「カエデ」、そして冬は「ツバキ」。四季を通して40種類以上の花や植物と園内散策で出会うことができるため、「源氏物語が大好きだから」という理由で植物園を訪れて、その世界に浸っている人も数多くいらっしゃるのだそうです。

植物園のスタッフが何よりも心がけているのは、「植物をいい状態で見てもらう」ということ。上辺だけの「きれい」ではなく、きちんと栽培することで、植物たち本来の魅力溢れる植物園を日々目指しています。そして、こんなに見どころたっぷりで、入場料は200円、年間パスポートは1000円と驚く程お手頃です。

(TOKYO FMの番組「クロノス」のコーナー「NOEVIR BOTANICAL LIFE」2016年9月30日放送より)

最終更新:9/30(金) 10:00

TOKYO FM+