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私たちは本当に“築地市場”を知っているのだろうか?『TSUKIJI WONDERLAND』が捉えた真の姿

dmenu映画 9/30(金) 11:30配信

世界中にその名が知れわたるフィッシュマーケットにして、観光地としても独自の地位を確立している築地市場。移転にまつわる報道をはじめ、ここでしか味わえないグルメやここならではの観光スポットなど、築地にまつわるニュースや特集は、連日のように雑誌やテレビ番組で取り上げられている。

けれど、私たちは本当に“築地市場”を知っているのだろうか?

たくさんの海産物が並び、活気あふれるセリが行われ、おいしい食事もできる場所。名前も存在も知っているけれど、具体的に何が、どのようにして行われているのかは知らない……、実はそういう方も多いのではないだろうか。

築地市場で働く人々が築く濃密なネットワーク

ドキュメンタリー映画『TSUKIJI WONDERLAND』は、築地市場で働く人びとや、そこを訪れる人びとにカメラを向けて、市場の内面世界を大胆に、そしてしなやかに冒険する。

中心となって登場するのは、“仲卸”の人たちだ。卸売業者から買った品物を、小売業者や市場へ買い出しにくる人に販売する業種で、水産物部だけでも約600軒が存在している。マグロを筆頭にエビ、貝類、川魚など細かい専門分野に分かれ、プロの目で、その日その日の価格を決めていく。

刀のように大ぶりの包丁を操り、3人がかりでマグロを解体してゆく鮮やかな手際。魚の身の色を入念にチェックしつつ、愛おしげに見つめ、手でさわって鮮度を測るこなれた動作。取材に答えるどの人物も、情熱をもって魚について語り、その表情は実に生き生きとしている。

“仲卸”から魚を買う“買出し人”も多種多様だ。「すきやばし次郎」「浅草みよし」といった和食の名店の料理人から、フードスタイリスト、魚屋、学校給食の業者。独創的な料理で知られ“世界一のレストラン”と称されるデンマークのレストラン「noma(ノーマ)」のシェフ、レネ・レゼピも来訪し、築地市場の魚介の質の高さと、それを扱う人びとのプロフェッショナリズムに驚嘆する。

市場ではさらに、魚の保存に欠かせない氷の製造販売人、冷蔵冷凍施設や運搬運送に携わる人びと、卸売業者から直接セリや取引によって品物を買う“売買参加者”などなど、実に様々な人間と職業が存在し、濃密なネットワークを構築している。

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最終更新:9/30(金) 11:30

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