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バキュームカーがチョコのにおいに!? 新しい潤滑油、その「技あり」な発想とは

乗りものニュース 9/30(金) 11:05配信

香料には不快な臭いもブレンド? ならば…

 車両メーカーの東邦車輛(横浜市)、繊維メーカーのシキボウ(大阪市)、香料メーカーの山本香料(大阪市)、印刷会社の凸版印刷(東京都千代田区)の4社は、共同で新しいバキュームカー向け潤滑油「デオマジックVC1オイル」を開発、東邦車輛から2016年10月1日(土)より販売されます。

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 同製品は、バキュームカーが作業時に使用する真空ポンプ用の潤滑油に、シキボウと山本香料が開発した消臭剤「デオマジック」の成分を調合したもの。従来の潤滑油をこれに変更するだけで、「デオマジック」の成分が真空ポンプ配管を通じてバキュームタンク内を循環し、糞便臭を芳香(いい匂い)に変化させるといいます。

「バキュームカーで吸引作業をする際、ポンプを回してタンクのなかを真空にします。そのときにタンク内の空気が外へ排出されますが、これを芳香に変えることで、作業環境の改善だけでなく、近隣へ飛散する糞便臭も防止できます」(東邦車輛)

 香水など、何十種類もの香料の成分をブレンドする製品では、糞便臭のような一般的には不快に感じる臭いの成分も少量含まれています。この成分をあらかじめ香料から除くことで、糞便臭が加わったときに“さらにいい匂い”へ変化するようにした消臭技術が「デオマジック」です。2011(平成23)年に登場し、畜産業界向けに販売されているこの「デオマジック」を、バキュームカー向けに応用して「デオマジックVC1オイル」が完成しました。

 東邦車輌によると、その匂いは「チョコレートのような、ココナッツのような、甘い匂い」とのことです。

 製品は20リットルの缶入りで、予定販売価格は3万5000円(税抜き)。東邦車輛では、初年度で約3億円の売り上げを目指すとのことです。

乗りものニュース編集部

最終更新:10/1(土) 7:29

乗りものニュース