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アメリカで銃の無差別乱射事件が頻発する背景とは

AbemaTIMES 9/30(金) 17:00配信

今月28日、アメリカのサウスカロライナ州タウンビルにある小学校で14歳の少年が小学校に突入し校庭にいた男子児童2人と女性教師1人を銃撃するという事件が起きた。アメリカでは銃の乱射事件が相次いでおり、アメリカのNPO団体によると2016年に学校で起きた銃撃事件は36件にものぼるという。

アメリカでの報道の様子が気になるところだが、アメリカ在住のコラムニスト・町山智浩氏によると「ほとんど報道されていない」のが現状だ。理由は「珍しくない」から。

町山氏によると、9月にアメリカで銃乱射により亡くなった人は45人。けが人は155人にものぼるという。「この人数以上のペースで毎月けが人、死亡者が出ているため、もはや全国報道されない」のだ。

実はアメリカでは、銃撃による死亡者数は減っているが、乱射の件数は増えている。町山氏は「銃撃は強盗や殺人の場合に使われるもの。乱射は不特定多数に向けてのもの。特定の人を狙わず、自分の知らない人を撃つという事件が増えてきている」と語る。

この、無差別的な乱射が頻発する背景には何があるのか。町山氏は言う。「1950、60年代の銃を使った犯罪は強盗や殺人事件であった。だが、最近の乱射事件は、たまたま不満が溜まっている人が『銃があるから』手を伸ばしてしまったという形などがある」

また、アメリカではトランプ・クリントン両氏がテレビ討論で対決するなど、大統領選への戦い真っ只中。銃規制についてどのような議論が進んでいるのか気になる所だが、町山氏によると、大統領選で銃規制を打ち出した場合、勝ちにくくなるという。

「大統領選で一番問題になるのは激戦州での戦い。激戦州は五大湖周辺にある重工業地帯だが、その地域は最も銃を持っている人が多い州である。彼らのほとんどは狩猟が趣味であるから。民主党支持者であっても共和党支持者であっても、全米ライフル協会に所属している人が多い」と銃規制の難しさを述べた。

最終更新:9/30(金) 17:00

AbemaTIMES

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