ここから本文です

「脱獄iPhone」不正販売 容疑で24歳無職男逮捕 千葉県警が全国初

千葉日報オンライン 9/30(金) 12:42配信

 米アップル社のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」に非公式アプリを使用できるよう内蔵プログラムを改変して不正に販売したなどとして、千葉県警サイバー犯罪対策課と市川署などは29日、商標法違反の疑いで、富山市本郷町、無職、池田大将容疑者(24)を逮捕した。非公式アプリをインストールするために端末にかけられたプログラムの制限を解除する「脱獄」と呼ばれる方法を使い、「脱獄アイフォーン」としての販売を巡る摘発は全国初という。

 逮捕容疑は3月26日から5月23日までの間、5回にわたり、「脱獄」によりプログラムを改変したアイフォーン6台を、アップル社の商標を付けたままインターネットのオークションサイト上で男性4人に計12万4千円で販売し、同社の商標権を侵害した疑い。

 池田容疑者は「アイフォーンの内蔵プログラムを脱獄ツールを使って『脱獄アイフォーン』として販売した。小遣い稼ぎだった」と容疑を認めている。池田容疑者は昨年7月から今年5月ごろまでの間に脱獄アイフォーン約210台を販売し、約492万円を売り上げ、約200万円の利益を得ていたという。

 同課によると、池田容疑者は中古店などで旧型アイフォーンを8千~1万5千円で購入して「iGG」という非公式アプリをインストールできるよう改変。ネットオークションで1万5千~3万5千円で販売していた。購入者は、脱獄アイフォーンを使えばゲームを有利に進めたりすることができるようになるという。

 県警は23日、池田容疑者による脱獄アイフォーンを使い、人気ゲームアプリをダウンロードして不正なゲームデータを運営会社に送信したなどとして、群馬、埼玉、富山各県の20~50代の男性4人を、私電磁的記録不正作出・供用の疑いで、千葉地検に書類送検した。県警は男性らが不正にゲームができるよう「メモリアドレス」を教えたとして、同ほう助の疑いで池田容疑者を立件する方針。男性らは「次のステージにすぐ行ける。キャラクターが強くなる」などと話しているという。

 県警のサイバーパトロールで発覚した。同課で同社の商標権を管理する日本法人に確認したところ、脱獄アイフォーンの摘発は世界でも例がないという。

最終更新:9/30(金) 12:42

千葉日報オンライン