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五輪ボート会場の見直し、戸田の彩湖が代替候補に 関係者、夢膨らむ

埼玉新聞 9/30(金) 10:30配信

 東京五輪・パラリンピックの3会場の見直し検討の中間報告で、ボート・カヌーの「海の森水上競技場」(東京)の代替候補の一つに挙がった埼玉県戸田市の彩湖。東京湾は劣悪な環境だとしてこれまで彩湖の開催を都などに提案してきた戸田ボートコースの関係者は「彩湖で五輪開催」の夢を膨らませた。

 県ボート協会の会長を務める戸田市の神保国男市長は「ぜひ海の森の問題を明らかにし、彩湖開催の可能性を考えてほしい。できれば小池都知事に見に来てほしい」と歓迎の意向を表明。協会理事長で日大OBの和田卓さん(71)も「(代替候補の)長沼も(宮城)も長良川(岐阜)も厳しい。現在の戸田コース、荒川本流を合わせて彩湖を考えてほしい」と話した。

 神保市長らとともに「風、波、潮流などの悪条件は、莫大な費用をかける都の計画でも克服できない」として海の森に反対し、彩湖開催を提案してきた戸田コースの大学ボート部の監督会の代表で一橋大総監督の鈴木崇司さん(79)は「五輪後にも利活用でき、五輪のレガシーが残るかどうかの観点も含めて、彩湖が最適の選択」と話した。

 県ボート協会のスタッフで、県立浦和一女高校ボート部OBの清水京子さんは「前回の東京五輪は高校生で、ボート競技を戸田で見た。彩湖が会場になれば青春の1ページがよみがえる」と話した。

 この日、愛媛県の国体チームを率いて練習していた武田大作さん(42)は「海の森は選手にとってあり得ないもの。アスリートファーストの観点から見直しが始まったことはうれしい」と語った。

最終更新:9/30(金) 10:30

埼玉新聞