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三菱製鋼、インドネシアで特殊鋼一貫生産。出資先の新ミル、12月稼働

鉄鋼新聞 9/30(金) 6:01配信

 三菱製鋼(社長・佐藤基行氏)は今年12月からインドネシアで特殊鋼の一貫生産を開始する。出資している現地電炉メーカーの棒鋼圧延工場が12月に完成、製鋼からの一貫体制が整うためで、「特殊鋼」と「ばね」のコラボレーション事業として注目されている三菱製鋼のインドネシアプロジェクトが始動する。

 同社は2008年に、労働集約型である板ばねの国内生産を中止、インドネシアの技術供与先「インドスプリング社」(ISP)への全量委託に切り替えた。これにより三菱製鋼室蘭特殊鋼で製造したビレットを、ISPの子会社「インドバジャ社」で平鋼に圧延、ISPが板ばねに加工する体制になった。
 現地で素材から一貫生産する目的で、10年に現地の普通鋼電炉メーカー「ジャティム・タマン・スチール」(JATIM)とばね平鋼用鋼片の技術援助契約を結び、そのための設備投資についてもアドバイスしてきた。計画に沿ってLF(取鍋精錬炉)、真空脱ガス炉、連続鋳造設備を導入、既存の電気炉2基と合わせ、特殊鋼の製鋼工場に変えた。
 14年には、三菱製鋼がJATIMに資本参加(34%)すると同時に、棒鋼圧延工場を建設することを決め、工事を進めていた。
 今年12月に棒鋼圧延工場が完成することで三菱製鋼ブランドの特殊鋼一貫生産体制が確立される。JATIMで生産する特殊鋼(月産能力1万5千トン)のうち、ほぼ半分はISP向け(三菱製鋼分以外の板ばね用平鋼も含む)に安定確保されており、その分、販売面でのリスクは軽減される。残り半分は三菱製鋼が構造用鋼中心にインドネシア国内、アセアン地域に販売する。
 当面はインドネシアプロジェクトの立ち上げに全力を挙げるが、将来は、これをモデルに「特殊鋼」と「ばね」のコラボレーション事業をグローバルに展開していく考えだ。

最終更新:9/30(金) 6:01

鉄鋼新聞

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