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<全国学力テスト>沖縄の小6、全科目で平均超え 算数Aはトップクラス

沖縄タイムス 9/30(金) 8:05配信

 文部科学省は29日、小学校6年生と中学校3年生の全員を対象に4月に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。沖縄の公立学校は、小学校が全4科目(国語A・B、算数A・B)で全国平均並みかそれ以上となった。特に算数Aは全国の平均正答率を3ポイント上回り、トップクラス。中学校は全科目とも全国平均を下回っているが、いずれも昨年より差を縮めた。特に国語A・Bはマイナス5ポイント以内に収まり、ほぼ全国水準並みになった。

 平均正答率について、文科省は昨年まで小数点以下第1位まで発表していたが、序列化や過度な競争を防ぐため、今回は主要な資料では整数値のみを公表している。都道府県によって対応は異なるが、県教育委員会も対外的な資料では整数値を採用した。

 全国学テは2007年度に学年全員を対象として43年ぶりに復活し、10年目。沖縄は各科目とも最下位グループに低迷していたが、小学校は14年度に一部の科目が全国平均を超え、今回は初めて全科目で全国平均以上となった。

 算数Bはプラス1ポイント、国語A・Bはいずれも全国平均と同じだった。

 中学校は数学Aがマイナス8ポイント、数学Bがマイナス7ポイント。差は年々縮まっているが、まだ全国とは開きがある。

 県教育委員会は「各学校で授業改善などの取り組みが進み、家庭や地域との連携の成果も表れている」と話している。

 県内の公立校の参加状況は、小学校が260校(特別支援学校小学部3校含む)1万5109人、中学校が147校(特別支援学校中学部4校、県立中学校1校含む)1万4751人。熊本地震の影響で熊本県の全小中学校と、大分、宮崎両県の一部学校は実施を見送った。

 おことわり 沖縄タイムスはこれまで、全国学力テストの結果について、各科目の公開データを基に「全科目総合」の順位を独自に算出して報道してきました。ただ、こうした報道が過度な競争につながる恐れがあると判断し、今回は順位付けの報道は控えます。各科目の順位も明記せず、「全国水準並み」「上位グループ」などと表現します。

最終更新:9/30(金) 8:05

沖縄タイムス