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「飛ぶのをやめて」 オスプレイ配備強行4年 「事故ない」肯定論も

琉球新報 10/1(土) 11:00配信

 【宜野湾】宜野湾市の米軍普天間飛行場に海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが強行配備されてから、1日で4年がたった。配備の際に座り込んで反対した人たちは今も飛行場周辺で抗議の意思を示し続ける。「人権無視だ」「一日も早く飛行をやめて」と反発する声が上がった。一方、オスプレイ配備を評価している人たちからは「(県内での)事故は起きていない。順調に運用されている」と肯定的な声も上がった。

 野嵩ゲートでは月曜から金曜日まで毎朝午前7時から抗議する市民ら10~15人が集まっている。普天間爆音訴訟団や沖縄平和市民連絡会が取りまとめ、基地を出入りする米軍・軍属の車両にオスプレイ配備撤回と飛行場閉鎖を訴える。

 爆音訴訟原告の一人、赤嶺和伸さん(62)=市野嵩=は「4年間、事故が無かったことに胸をなで下ろす思いだ。だが海外では事故を起こして死者も出た。恐怖と隣り合わせで、低周波にもさらされてきた。早く飛行をやめてほしい」と訴えた。

 大山ゲートでは2012年、抗議の参加者たちが「命どぅ宝・さらばんじぬ会」を結成。昨年までは週5日、現在は週3日、午前6時から基地に出入りする車両に対し、オスプレイ反対の意思を示し続ける。

 うるま市から参加する玉城毅さん(66)は「県民の人権は無視された状態が続いている。4年前の怒りが消えることはない」と憤りをあらわにした。

 地元大山区の又吉亮自治会長(33)は「運動することを否定はできないが、近隣に迷惑を掛けないよう配慮してほしい」と求めた。

 一方、当初からオスプレイ配備に肯定的な意見を持っていた那覇市在住の男性(56)は「順調に運用されている。整備にも細心の注意を払って飛ばしているはずだ。空を飛ぶ以上、100パーセント事故がないとは言い切れないが、オスプレイだからといって特に不安になる必要はないのではないか」と語った。

琉球新報社

最終更新:10/1(土) 11:00

琉球新報