ここから本文です

松坂復活登板は顔見せじゃない! 工藤監督CSへの勝算

東スポWeb 10/1(土) 16:41配信

 ビッグサプライズが発表された。本拠地最終戦となった9月30日の楽天戦(ヤフオクドーム)を8―2で大勝したソフトバンク・工藤公康監督(53)は松坂大輔投手(36)が2日の今季最終戦となる楽天戦(コボスタ宮城)で日本球界復帰後、初登板することを明言。平成の怪物が西武時代の2006年10月7日以来の復活を果たす。

 松坂は30日、筑後での練習を終え、楽天戦での登板を告げられた。その後、ヤフオクドームで工藤監督と面談。「監督に聞いてください」と多くを語らなかったが表情は明るかった。工藤監督は「状態が上がっていると聞いている。チャンスを与えたい。気合の入ったときの彼のボールが相手の脅威になるようなら、CSを含めて考えられる」と背番号18が単なる“顔見せ”でないことを明らかにした。

 急転直下、道が開けた。前日29日に2014年のドラフト1位右腕の松本の昇格が決定した際に倉野投手総合巡回コーチは松坂の一軍について「今のところ考えにくい」と話していた。しかし、変化球の質は高く、下半身を使うフォームもなじんだ。短いイニングでの投球内容がよくなっており、チーム内での評価も低くなかった。松坂も「先発でも中継ぎでも、別にどちらでも(いい)」と働き場所をいとわない覚悟を見せていた。

 倉野コーチは「(考えにくかったのは)どうしても試合数が少なかったので。他の若い投手の可能性もあったけど松坂が投げられる状態なら投げさせた方が本人にとってもチームにとっても大きい」とあらためて説明。まずは中継ぎでの登板となる。もちろん結果が伴えばステップアップも可能だ。球団幹部も「フロント主導ではなく、監督の主導で決めた。本人の来年のモチベーションになるならいい」と本格的な復活を期待した。

 松坂はヤフオクドームで王球団会長とも再会した。右腕にエールを送った王会長は「入団してきたときより、ちょっとふっくらしていたね」とにこやかに話した。

 3年ぶりにリーグ制覇を逃したチームに欠けていたのは、苦境を突破する起爆剤だった。松坂がマウンド上で輝いたとき、ライバルの日本ハムには最大の脅威となるはずだ。

最終更新:10/1(土) 16:41

東スポWeb