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ワインの次は日本酒? 注目されるその投資価値

The Telegraph 10/1(土) 10:00配信

【記者:Olivia Rudgard】
「SAKE」がメジャーになりつつある。かつて海外でほとんど目にされることのなかった日本酒が今、グルメな飲み物として国際的な脚光を浴びている。

 世界的に有名なワイン評論家のロバート・パーカー(Robert Parker)氏も、彼のトップワインリストに今回初めて日本酒の78銘柄を追加した。

 とはいえ、日本酒に投資する価値はあるのだろうか?

 日本酒は従来、すぐに飲むものとして醸造されてきた。瓶詰めされたら国内で即販売されるため、ビンテージ種はほぼ皆無に等しかった。しかし日本酒が世界の舞台に登場したことで、そこに変化が生まれつつある。

 先見の明を持った一部の醸造所は1980年代後半に、長期保存が可能な日本酒造りに着手していた。だがこれらは極めて希少な例だ。

 では、ビンテージものの日本酒に投資できるだろうか? 英国市場にも、限られた数のビンテージボトルが入ってきてはいる。

 そのうち最古のものは、三重県の新良酒造(Nira brewery)の「古色蒼然(Koshokusozen)」だ。1988年に瓶詰めされたもので、その名にも反映されている通り、日本酒の基準からすればかなり古い。

 日本酒の専門家で、シンクタンク「英王立国際問題研究所(チャタムハウス、Chatham House)」の客員研究員でもある佐藤宣之(Nobuyuki Sato)氏によると、新良酒造は「古色蒼然」を1本2万円前後で販売したい考えだが、その酒が最終的にどういう味になるかによって、その値打ちは上下し得るという。

 ビンテージものの日本酒が抱えるリスクは、試飲してみるまでは味の確証が得られず、ひどい味になっている可能性もあるという点だ。

 専門家らは、これまで海外市場に出回った日本酒は全般に質が悪かったと指摘する。日本国内で買い手が見つからなかった、低品質なものが輸出に回されることが多かったのだという。

 佐藤氏によると、高級な日本酒が輸出され始めたのはわずかここ3年のことで、主な輸出先はニューヨーク(New York)、パリ(Paris)、ロンドン(London)だとされる。

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最終更新:10/1(土) 10:00

The Telegraph

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