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「ワンランク上のBBQ」を楽しむコツ、教えます!

TOKYO FM+ 10/1(土) 12:00配信

食欲の秋、涼しくなってきたこの季節は、外でバーベキュー(BBQ)を楽しむ絶好の機会。ちなみに、毎年5月にアメリカ・テネシー州のメンフィスで開催されている「ワールド・チャンピオンシップ・バーベキュー・クッキング・コンテスト」は、例年200以上のチームが参加。観客が9万人も集まる人気ぶりなんだそう。ということで、今回は「BBQ」を楽しむコツを、TOKYO FMの番組の中で詳しい方々に教えてもらいました。


◆「ワンランク上のBBQはソースから!」
~お笑い芸人 クック井上さん

ワンランク上のBBQで一番簡単なのはソースです。今年ならリオ五輪にちなんでブラジルの「シュラスコソース」はいかがでしょうか。カットトマトの缶詰半分に、セパレートタイプのイタリアンドレッシングを大さじ5杯入れ、角切りにしたピーマン3個と玉ねぎ半個、タバスコ数滴、お好みで塩コショウにニンニクを加えたら出来上がり。家で作っていけばわずか5分でできるので、100円ショップで売っているお洒落なビンに詰めて持っていきましょう。お肉がすごくさっぱりと食べられて野菜もとれる最高のソースです。

アルゼンチンの「チミチュリ」というソースもおすすめです。これはパセリを刻んでマリネしたソースで、握り拳2つぶんくらいのパセリの葉を細かく刻み、オリーブオイル100cc、お酢50cc、レモン汁50cc、みじん切り、もしくはすり下ろした玉ねぎ半個とニンニク2~3片、塩小さじ1杯を加えて作ります。これもまた、肉にものすごく合うソースで、色合い的にはイタリアンのジュノベーゼソースみたいな感じですが、そこに酸味が加わってお肉をさっぱりといただけます。

定番の焼肉のタレもひと工夫すると良いかもしれません。焼肉のタレに対して3:1くらいの割合でマンゴージュースを加えるんです。フルーティな甘みが加わる一方で塩分が減るので、焼肉のタレを食べ飽きた頃にこれで変化を付ければハワイアンなイメージのBBQを楽しめます。マンゴージュースのかわりにパイナップルジュースでもいいでしょう。

BBQで難しいのが分厚いお肉の焼き加減です。そこでとっておきのコツをお教えしましょう。親指と人差し指を軽く輪を作って「OK」のサインを作ってください。そして親指の付け根を反対の手で触ってみましょう。それがちょうどレアの焼き加減のお肉の硬さです。次に親指と中指で輪を作って同じ親指の付け根を触ると少し硬くなっています。これがミディアムレアの硬さ。薬指ならミディアム、小指ならウェルダンです。実際にお肉を焼きながらその場で硬さを確認できるので、ぜひやってみてください。

BBQは屋外なので、あまりレアすぎるよりはミディアムレアまで焼いた後、アルミホイルで包んで数分寝かせて余熱でミディアム近くまで火を通すのがおすすめです。その肉を切り分けるときは、まず真ん中を斜めに切ってトングで持ち上げ、ロゼ色に焼き上がったお肉の断面を「こんな感じで焼けたよ~!」とみんなに見せましょう。BBQはショーでもあるので、ここが一番のクライマックスです。その後に赤身肉のうま味をたっぷりと味わってください。


◆「ちょっとした工夫でこんなにおいしいBBQ」
~モデル AYUMIさん

BBQはどうしてもお肉に偏りがち。そこで私はいつも生野菜をプラスしています。リーフレタス、シソ、エゴマ、キュウリ、ニンジン、パプリカなど旬の生野菜を切って大きなお皿に盛りつけておき、それぞれで焼いたお肉を包んで食べられるようにするんです。手巻き寿司みたいな感じで食べやすいし、とてもおいしいのでおすすめです。

お肉も家でタンドリーチキンを仕込んでいくと、ひと味違うBBQが楽しめます。前日もしくは当日の朝にヨーグルトとスパイスを合わせて鶏肉をつけ込んでおき、現場では焼くだけ。豚肉もショウガやハチミツにつけておけばアクセントになります。意外なところでは和風の焼き鳥も人気がありますね。子どもや男の人にはかなりウケがいい印象です。

おつまみっぽいものならアヒージョをよく作ります。最近、いろんなお店で見かけるアヒージョですが、スキレットと呼ばれる小さなフライパンにオリーブオイルとニンニクと塩を入れ、あとは好きな具材を入れるだけ。エビとゴボウとか、ホタテとジャガイモなんかをあわせて、網の端のほうに置いてグツグツと煮込みましょう。ジャガイモはフライドポテトみたいな感じで子どもたちに人気ですし、網の上でお餅を焼いてアヒージョのオイルをつけてもすごくおいしいです。

これからの季節は寒くなってくるので汁物もひとつくらいは欲しいところ。わたしは参鶏湯をよく作ります。水を張った鍋に鶏肉、ショウガ、ネギ、クコの実、松の実、モチ米を入れて火にかけるだけ。クコの実や松の実はハードルが高そうですが、けっこうスーパーで売っています。40分から1時間くらいで出来上がるので、お好みで塩をかけてお召し上がりください。とても体が温まります。そういう意味ではおでんも好評ですし、お鍋もすごく盛り上がりますね。

せっかく外で食べるのですから、外でしかできない「燻製」に挑戦してみてはいかがでしょうか。実はすごく簡単で、チーズや茹でダコ、はんぺん、たらこなどを木のチップで燻すだけ。15~20分くらいで作れます。ポイントはそのまま食べられるものを使うこと。生の鶏肉を燻製にするのはそれなりに大変なので、火の通っているものに香りと色を付けるほうが簡単です。


◆「都会でもビルの屋上でBBQ!」
~REALBBQ代表取締役 井川裕介さん

REALBBQはもともと出張BBQサービスの会社でした。私がBBQの機材を運んで、お客様の要望に合わせてセットアップし、焼くところまでご一緒させていただくことで、本格的なBBQをお楽しみいただける……というサービスを展開していたんです。

そうすると年間で3000人くらいとBBQをすることになったのですが、皆さんからいろいろお話を聞いていると「場所がない」という声が非常に多く、それをなんとかしないとこのサービスも拡がらないと考えたんです。それに夏になるとお昼は暑すぎてBBQには向きません。そんな事情で「身近で夜もBBQをできる場所」をと考えて、ビルの屋上でBBQを楽しめるお店を展開することになりました。

REALBBQは1組だけの貸し切り制で、お客様はドリンクだけ持ち込んでいただければ、後は手ぶらでBBQをお楽しみいただけます。食材はすべてこちらでご用意しますし、機材の準備もお時間に合わせてスタッフが行っています。食材はお肉、野菜、前菜などで季節に応じて変わるのですが、たとえば先日は「フレンチBBQ」という企画を行いました。これはベルキューブというチーズメーカーとのコラボで、前菜で生ハムやパテ・ド・カンパーニュを味わっていただきつつ、コンフィ(低温の油で長時間煮た肉)や生ソーセージを味わうというフランス流のBBQです。

また現在は「アーバンBBQ from アメリカ」という企画を行っています。これはアメリカ産のビーフやポークを塊で味わっていただける企画で、アメリカンビーフ100%のハンバーガーなども楽しめます。スモーク、メープル味噌マスタード、パクチーハーブの3種類のオリジナルソースもぜひ味わってください。

世界各地にはさまざまなスタイルのBBQがあって、スペインのカタルーニャ地方では冬になると「カルソターダ」というネギのBBQが行われます。これは収穫祭みたいなイベントで、ネギを焚き火で丸焼きにし、焦げた外側の皮を剥いでトマトソースを付けて食べるのですが、トロトロのネギがすごく甘くておいしいと聞いています。一度、私も現地で体験したいBBQです。

(TOKYO FMの番組「ピートのふしぎなガレージ」2016年9月24日放送より)

最終更新:10/1(土) 12:00

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