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幸福度日本一の福井、実際は24位? 県議会でランキング疑問視

福井新聞ONLINE 10/1(土) 17:29配信

 福井県議会は30日、人口減少対策特別委員会を開いた。同県がU・Iターン促進や地域の魅力発信のよりどころにしている幸福度日本一について、委員から「人口増加率など基本となる指標は前回調査より下がっている。本当の意味で福井は幸福な県だと他県に発信できるのか」と、ランキングの在り方を疑問視する意見が出た。

 シンクタンクの日本総合研究所(東京)が7月に発表した都道府県別の2016年版幸福度ランキングで、福井県は前回の14年版に続き2回連続で日本一に輝いた。人口増加率や1人当たりの県民所得、財政健全度などを基にした基本指標は24位と前回(14位)より下がったが、女性の労働力人口比率や子どもの運動能力、学力など関連指標が上位を占め総合1位になった。

 山岸猛夫委員(自民党県政会)が「トータルで1位になったが、基本指標での24位が本県の本当の順位ではないか」とただした。理事者は「教育分野やU・Iターン促進に結び付く仕事分野は前回に続き1位。幸福度1位は全65指標を統一した結果で、自信を持って発信していきたい」と答えた。

 井ノ部航太委員(希望ふくい)は、ブランド総合研究所(東京)が昨年発表した都道府県の魅力度調査で、福井県は29位だったことに触れ「幸福度がそのまま地域の魅力につながっていない」と指摘。理事者は「幸福度ランキングは、幸福な暮らしをするための基盤がどの程度のレベルにあるかという指標。一方でブランド力や観光魅力度は、そこに出掛けていきたいという個人の主観的な価値評価になる」と述べ、幸福度と魅力度は必ずしもリンクしないとの考えを示した。

福井新聞社

最終更新:10/1(土) 17:29

福井新聞ONLINE

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