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残業手当15万不正受給 救急隊長、休憩繰り返し 千葉市中央消防署

千葉日報オンライン 10/1(土) 10:55配信

 千葉市消防局は30日、夜間の救急出動時に不当な休憩を繰り返し時間外勤務手当を不正受給したとして、中央消防署で救急隊長を務める消防司令補男性(56)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。また、不当な休憩を把握していながら上司に報告しなかったとして、当時の同署消防第二課長の男性(61)=現在は市消防学校勤務=を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分とした。救急隊長は同日、依願退職した。

 同局人事課によると、救急隊長は2014年4月から今年2月までの間63回にわたり、夜間に患者を病院へ搬送した後、すぐに署に戻らず、人目につかない場所に救急車を停車。隊員とともにコンビニや自動販売機で飲料を購入して平均36分間の不当な休憩をし、時間外勤務手当を計15万3681円請求した。

 今年2月、当時の消防第二課長に「休んでいる救急車がある」と通報があったが、課長は上司に報告しなかった。4月に人事課に文書で「時間外の水増し請求をしている人がいる」と匿名の告発があり、同局が調査を開始。救急隊長への聴き取りや出動時間の調査で、不当な休憩が発覚した。

 救急隊長は「部下の労をねぎらうために始めたが、途中から不正受給が目的になっていた」と認め、反省の弁を述べているという。不正受給した手当はすでに返還された。

 同局はまた、管理監督者として同署消防第二課長補佐の男性(55)を消防長訓戒。救急隊長と出動した25人の隊員についても不正受給を確認しており、計19万2716円の返還請求を行う。不正受給した26人は同署の救急隊員数の36%を占める。

 同局の石塚正徳総務部長は「不正受給は市民の信用を失墜させるものであり、深くおわびする」と陳謝。再発防止策として、消防局長名で綱紀粛正の通知を出したほか、年内に服務管理についての研修を行う。

最終更新:10/1(土) 10:55

千葉日報オンライン