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佐賀駅前コンベンション白紙 秀島市長、見送り陳謝 「公約実現難しい」

佐賀新聞 10/1(土) 11:00配信

 佐賀県佐賀市がJR佐賀駅南に整備する構想だったコンベンション施設を白紙撤回したことについて、秀島敏行佐賀市長は30日、市議会全員協議会で経緯を説明し、「見送る決断をせざるを得なかった点について、おわび申し上げたい」と陳謝した。秀島市長はコンベンション施設の必要性は強調している一方、残り1年余りの任期を踏まえ、公約実現は難しいとの認識を示した。

 秀島市長は協議会後、報道陣に「他県では中核となるテナントが手を挙げるが、佐賀ではそういう動きは少なかった」と述べ、理由の一つに佐賀市の経済力を上げた。予定地の地権者であるJA佐賀市中央によるテナント交渉が市の想定より時間がかかり、市長任期中に計画をまとめることは困難と判断した。

 市によると、2014年2月から両者は意見交換を始めた。8月末にJAから2度目の図面提示を受けた際、具体的なテナント名は商業1店だけだった。さらに9月15日、JAから、交渉していた中核テナントが参画を見送ったとの報告を受けた。市として参画するか回答を求められていたため、9月26日にJAに文書で答えた。

 市は駅周辺整備構想を進めており、「道路や緑化など周辺環境整備については行政として協力する」など、これまでとは別の形で計画に協力することも伝えている。秀島市長は「(JAとの)信頼関係は損なわれていない」と強調した。

 佐賀市は、西友佐賀店駐車場にコンベンション施設を設置する構想を練り、地権者であるJA佐賀市中央と協議を進めていた。秀島市長は2013年10月の選挙公約として「駅周辺にコンベンション整備」を掲げ、3選を果たした。

最終更新:10/1(土) 11:00

佐賀新聞