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注射器、点滴袋押収 神奈川県警、残留成分を分析 横浜連続殺人

カナロコ by 神奈川新聞 10/1(土) 6:40配信

 横浜市神奈川区の大口病院で入院患者が中毒死した点滴連続殺人事件で、神奈川署特別捜査本部が、使用済みの注射器や点滴袋など大量の医療廃棄物を押収していたことが9月30日、捜査関係者への取材で分かった。死亡した男性2人の点滴には、注射針で消毒液が混入された疑いがあり、特捜本部は押収物の成分分析を進めるとともに、ほかの入院患者に被害が広がっていないか調べている。

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 捜査関係者によると、押収物は廃棄された多数の注射器と使用済みの点滴袋など。注射器は中毒死した青葉区の男性(88)と港北区の男性(88)の病室があった4階からも複数本押収、点滴袋には2人以外の患者名が書かれた袋も含まれている。

 港北区の男性が死亡し、病院から通報があった20日以降、病院のごみ捨て場のほか、ごみ焼却場などからまとめて押収した。同階のナースステーションにあった界面活性剤を含む消毒液「ヂアミトール」の空き瓶3本も押収しており、それぞれ残留物の鑑定を進めている。

 これまでの調べで、2人の体内と港北区の男性の点滴袋からは、殺菌作用の強い界面活性剤を検出。投与前の点滴にゴム栓から注射針で消毒液が混入されたとみられ、4階ステーション内に残されていた未使用の点滴約10個でも、ゴム栓のフィルムに小さな穴があった。特捜本部は4階の入院患者十数人に血液検査を実施し、異物が混入されていなかったかを調べている。

 事件は30日、発覚から1週間を迎えた。特捜本部によると、これまでに延べ460人の捜査員を投入。看護師ら病院関係者延べ40人のほか、病院周辺の6世帯6人から事情を聴き、周辺6カ所に設置された防犯カメラも調べた。

 特捜本部は、大口病院に入通院歴がある人などから、院内の状況などについて情報提供を求めている。連絡先は、同署特捜本部電話045(441)0110。

最終更新:10/1(土) 6:40

カナロコ by 神奈川新聞