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F1イギリスGPに新たな難問、解決の期限は17年7月

オートスポーツweb 10/1(土) 16:32配信

 BRDC(ブリティシュ・レーシングドライバーズクラブ)のデレック・ワーウィック会長によると、2019年以降のイギリスGPの開催は、「費用の高騰」のため困難になる可能性があり、9カ月後に予定されている来年のグランプリまでに問題を解決しなければならないという。

 シルバーストンは、2026年までのグランプリ開催契約を結んでいる。だが、その契約には2019年以降のレースに関する解約条項が含まれており、サーキット側とバーニー・エクレストンの双方に、それを行使する権利がある。

 そして、この解約条項を発動させるには、来年(2017年)のイギリスGPまでに相手方に通知を行わなければならないのだ。来季の暫定カレンダーによれば、イギリスGPは7月9日に予定されている。

 ワーウィックによれば、2009年12月に結ばれた現在の契約には、開催権料を5%ずつ値上げことを定めた、いわゆるエスカレーター条項が含まれており、これがシルバーストン・サーキットにとって大きな経済的重荷になっているという。

「私たちは、2019年に自分たちがどうなっているか、その時点でもグランプリ開催を望んでいるか、そしてグランプリを開催しなくても、シルバーストンを前進させていけるかどうかを検討している。結局のところ、財政的に無理なものは無理なんだ」

「BRDCは、第三者や政府の支援も受けずに、長年にわたってイギリスGPをサポートしてきた。新しいピットビルやサーキットの改修にも5000万ポンド以上を費やし、グランプリを維持するために、バーニーに要求されたことはすべてやってきた」

「だが、いまの私たちは、エスカレーター条項による開催権料の値上げには、とても持ちこたえられない状況にある」


 ワーウィックは、解約条項を利用する可能性を認めたが、その判断をすべき時期は、かなり差し迫っている。
「解約条項が有効になるのは2019年だ。ただ、それには来年のグランプリまでに、契約解除の意思を明らかにする必要がある。つまり、解約条項を発動させるかどうかは9カ月以内に決めなければならず、その間にバーニーの方から解約を求めてくるかもしれない。それはもう、まったく予想がつかない。彼はああいう人だからね」

 BRDCは、現在サーキットの買収に関して4つの候補と交渉を行っており、そのいずれかがシルバーストンに経済的支援を提供できるかもしれない。現時点では、まだジャガー・ランドローバーとも交渉が続いているほか、ジネッタのオーナーであるローレンス・トムリンソン、ジョナサン・パーマーのモータースポーツ・ビジョン、そして匿名の第4の候補者からも買収の申し入れがある。

 新オーナーがイギリスGPの継続を可能にしてくれる見通しについて質問されたワーウィックは、「それは先方に潤沢な資金があるかどうかによる」と答えた。

「BRDCとシルバーストンの先行きについて言えば、私はそれが楽しみで、かつてなかったほど興奮している。クラブにとっては願ってもないような買収話が2つも3つもあるんだ。話がまとまれば、私たちにもひと息つく余裕ができて、シルバーストンをこれまでとは違う形で発展させていくことができるだろう。グランプリが開催されても、されなくても、それは変わらない」

「最終的には数字の問題だ。私たちはイギリスGPを支援し、維持しようと最善を尽くしてきた。だが、それをさらに一歩進めるためには、第三者からあと少しの追加支援が必要だろう」

[オートスポーツweb ]

最終更新:10/1(土) 16:32

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