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茶の湯文化、もてなし堪能 金沢城・兼六園大茶会開幕

北國新聞社 10/1(土) 2:48配信

 石川県茶道協会に所属する8流派14社中による大寄せ茶会「金沢城・兼六園大茶会」(同協会、北國新聞社、一般財団法人県芸術文化協会など主催)は30日、金沢市内中心部で開幕した。初日は4会場に茶席が設けられ、着物姿の茶道愛好者が名城、名園を巡り各社中のもてなしを堪能した。

 昨年、開館した金沢城公園玉泉庵(ぎょくせんあん)は、裏千家大島宗翠社中が担当した。軸には大島さんの祖父、越澤宗見さんが薄墨でしたためた中国の漢詩の一節「月白風清」が掲げられ、地元金工作家が手がけた新作の四方釜(しほうがま)が用いられた。訪れた客人は茶室に漂う新しい木の香りを楽しみながら、一服を味わった。

 兼六園時雨(しぐれ)亭では、表千家吉倉虚白社中がもてなしを繰り広げた。文化勲章受章者の陶芸家、大樋陶冶斎さん(金沢市)が手がけた黒茶わんをはじめ、地元作家が制作したさまざまな茶道具が供され、藩政期から茶の湯が育ててきた工芸王国の厚みを示した。

 金沢21世紀美術館松涛庵(しょうとうあん)では遠州流金沢支部、中村記念美術館旧中村邸では表千家出村宗貞社中が茶席を設けた。

北國新聞社

最終更新:10/1(土) 2:48

北國新聞社

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