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「ゾンビとのバトルだけでなく、人間ドラマにも注目してほしい」―― 『ミュージカル バイオハザード ボイス・オブ・ガイア』“柚希礼音”宝塚退団後初主演作をリポート

ファミ通.com 10/2(日) 20:47配信

 カプコンの『バイオハザード』シリーズを原作としたミュージカル『ミュージカル バイオハザード ヴォイス・オブ・ガイア』が、先日9月30日より公演開始。今回初公演前に、マスコミ・関係者向けゲネプロ公演が行われた。

 ミュージカルでは、カプコンの人気サバイバルホラーゲーム『バイオハザード』を原作とし、“人類を滅亡へと向かわせる「ウイルス=奴ら」との壮絶な戦い”というゲーム原作のモチーフを、ミュージカルとして大胆に作り上げられる。演出・脚本はミュージカルや芝居、翻訳から文芸作品と多肢に渡り活動しているマルチな演出家、G2氏が担当する。

 そして主演を務めるのは、10年にひとりの逸材と言われ、宝塚歌劇100周年記念公演を任された元宝塚歌劇団 星組トップスター 柚希礼音さんだ。

 舞台は、アドリア海沿岸のとある城塞都市。柚希さん演じる主人公“リサ・マーチン”は、記憶を失いながらも、凛々しく、何事にも大胆不敵に立ち向かい、みずからを探していくことになる。

 そのほかにも、息子を溺愛する無骨な武闘派ベルナルド・チャベス役には、シェイクスピア・翻訳劇などで活躍した横田栄司さん、ウィルスへの対抗手段を追い求めるアメリカ人医師ダン・ギブソンには、ミュージカル俳優の渡辺大輔さん、主人公に想いを寄せ、ウイルス殲滅に挑む若者のロブロ役には平間壮一さん、音楽に希望を見出す音楽家ロベルト・レコ役には海宝直人(東京公演)さんと村井成仁さん(大阪公演)、主人公から弟のように愛される若者マルコ役には、ボーカルユニット“Honey L Days”で活躍するKYOHEI、ウイルス拡散の経緯を知るジョー・ナッグス軍医役には、壤 晴彦さん、そして主人公たちと異なる視点でウイルスへと立ち向かうモーリス・グリーン大佐役には、吉野圭吾さんが登場する。

 ゲネプロ前には、初の主演ミュージカルに臨む柚希礼音さんへの囲み取材も行われた。

――いまの率直な気持ちをお聞かせください。

柚希礼音(文中は柚希) もっともっと稽古したかったです。今日はいまの自分を出し、千秋楽までのあいだにどんどんリサ・マーチンとして成長していけたらと思います。

――役作りで気をつけた部分はありますか?

柚希 今回のミュージカルでは人間ドラマを描いているので、戦うシーンだけではなく、リサ・マーチンの人間性や周りのキャラクターとの関係性を大切に役作りをしました。

――長い歴史を持つ『バイオハザード』シリーズですが、オファーをもらったときの気持ちは?

柚希 ゲームや映画、今回の台本を読んで、ウイルスについてすごく考えさせられました。また、『バイオハザード』はゾンビとの戦いのイメージが強かったのですが、ウイルスの怖さや強さを感じました。今回の舞台で、お客さまにも私と同じことを感じていただけたら嬉しいです。

――制作発表会では、ゲームをプレイしてもすぐにやられてしまうとおっしゃっていましたが、その後上達しましたか?

柚希 結局上達しませんでした(笑)。でも、すごく上手な友だちがいるので、プレイを見ているのが最高に楽しかったです。ゲーム中での、銃の持ちかたや歩きかたはすごく参考になりました。

――最後にメッセージをお願いします。

柚希 頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。


 つぎのページでは、ゲネプロ公演をリポート。ネタバレは差し控えるものの、劇中カットを含むのでご注意ください。なお公演時間は、休憩ありの約3時間となる。

●圧巻の歌とゾンビのダンス
 物語の舞台となるのは、アドリア海沿岸のとある城塞都市。バイオハザードから生き延びた人たちが暮らすこの要塞では、食料が残りわずか。命がけで食料調達へ行く仲間を待つリサ・マーチンだが、命からがら戻れたのはたったふたりで、食料も調達できず絶望にひれ伏す。

 そんな中、唯一の生き残りロブロが、「ゾンビに噛まれても生きている少女が地中海の小島にいる」という噂を聞いたとリサたちに告げる。
 医師ダン・ギブソンはその少女の抗体から血清を作ることを提案。ダンとロブロ、空軍オタクのゼルグが小島へ向かうことになるが……。

 一方のリサは、街に攻めてきたゾンビとの戦いで、自分の隠された戦闘力を発見する。武闘派のチャベスとともにどうにかゾンビたちを一掃するが、チャベスの愛息ジルマが噛まれてしまった。2日以内に血清を打たなければジルマはゾンビへと化す……。リサとチャベスは、ジルマをつれて小島を目指すことになるのだ。

 ミュージカルなので、“歌”にも非常に力を入れられている本作。残された人々が歌う希望をテーマとした楽曲や、記憶を取り戻せないリサの悲痛な叫びが歌われるシーンはぜひ注目してほしい。さらに、ゾンビによるおどろおどろしいダンスは圧巻で、目を奪われてしまうだろう。

 果たしてリサたちは血清を手に入れ、世界を救うことができるのか? 原作では味わえないオリジナルエピソードが迎える結末は、ぜひ劇場で確かめていただきたい。

◆講演概要

【公演タイトル】『ミュージカル バイオハザード ヴォイス・オブ・ガイア』
【東京公演】
2016年9月30日~10月12日 赤坂ACTシアター
【大阪公演】
2016年 11月11日~11月16日 梅田芸術劇場メインホール
【チケット発売日】2016年7月23日予定(※公式サイトにて先行販売受付中)
【脚本・演出】G2
【出演】柚希礼音 ほか
【企画・制作・主催】梅田芸術劇場
【原作】CAPCOM(ゲーム『バイオハザード』)
【監修】小林裕幸(カプコン)
【お問合せ】
(東京)0570-077-039
(大阪)06-6377-3800

最終更新:10/2(日) 20:47

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