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「聲の形」監督・山田尚子が注目ポイント解説、「永束くんのお腹の揺れを見て」

映画ナタリー 10/2(日) 9:01配信

アニメーション「映画『聲の形』」の大ヒット御礼舞台挨拶が、昨日10月1日に東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの入野自由、早見沙織、悠木碧、小野賢章、石川由依、潘めぐみ、監督の山田尚子が登壇した。

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本作は、大今良時のマンガを京都アニメーション制作で映画化したヒューマンドラマ。かつてガキ大将だった高校生の石田将也が、聴覚障害を持つ少女・西宮硝子と再会し、交流を通して変化していくさまを描く。公開3週目を迎え、将也役の入野は「1人ひとりに届いていることを強く感じます。この作品がもっと広がって、(皆さんにとって)よい出会いにつながればうれしいです」、硝子役の早見は「将也の心が沈んでいても、まわりは清み切ったきれいな風景で描かれているシーンがあります。例え自分がどんよりしていても、まわりはそんなことないかもしれない。皆さんも劇場を出たあと、そんなふうに景色が変わるような気持ちになっていただけたらいいなと思います」と語った。

硝子の妹・結絃役の悠木は「家族で観に行きましたが、開始10分で涙が止まらなくなりました。永束くんが出てきてくれたときはホッとして、『永束くんありがとう』と思いました(笑)」と感想を述べる。そんな永束について、山田からは「永束くんはアニメーターたちの愛がものすごくて、(作画の)取り合いでした(笑)」という情報が。山田は「そこまで描かなくてもよかった」という永束の“お腹の揺れ方”や“手のくぼみ”に触れ、「すごくかわいいので、もう一度観る人はそこにも注目してください」とアピールする。

また山田は、西宮家のキャラクターたちのビジュアルにも言及し、「髪の毛の色をすごく大事にしました。硝子はピンク、お母さんもピンク、おばあちゃんもうっすらピンクなんです。結絃は黒髪だけど、お母さんと同じ目の色をしています」と明かした。さらに硝子の元同級生・植野が見せる「バカ」という手話について「実は間違っていて、『ハ、カ』になっちゃっているんです。それで硝子が教えてあげるんですが、結果、植野に『バカ』って言ってしまったみたいになる」と明かされると、観客から驚きの声が上がる。

手話の表現については「本で覚えた将也や(元同級生の)佐原と違って、結弦は日常の一部で使っているので、小学生がヨーヨーをするみたいに手慣れた感じでやっているんです」という解説も。次々と裏話を披露し、山田は再び「ぜひ注目してください!」と客席に呼びかけた。

「映画『聲の形』」は全国の劇場で公開中。



(c)大今良時・講談社/映画聲の形製作委員会

最終更新:10/2(日) 9:01

映画ナタリー

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