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<ジュゼッペ・トルナトーレ監督>「ある天文学者の恋文」 ヒロインの「普通の美しさがとてもいい」

まんたんウェブ 10/2(日) 20:34配信

 「ニュー・シネマ・パラダイス」(1989年)や「鑑定士と顔のない依頼人」(2013年)など数々の名作で知られるイタリアの巨匠、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の新作「ある天文学者の恋文」が公開中だ。ジェレミー・アイアンズさんが天文学者のエドを、その教え子エイミーをオルガ・キュリレンコさんが演じている。亡くなったはずの天文学者エドからメールが届き続け、疑問を抱いた教え子のエイミーがエドの住んでいた街を訪ねると……というヒューマンミステリーで、トルナトーレ監督の作品ではおなじみのエンニオ・モリコーネさんが音楽を担当した。トルナトーレ監督に今作を製作したきっかけ、キャスティングや音楽について電話で聞いた。

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 「ある天文学者の恋文」は、著名な天文学者エド(アイアンズさん)とその教え子のエイミー(キュリレンコさん)は、周囲には内緒で年の差の恋愛関係を続けていた。ある日、エイミーは出張中のエドの突然の訃報を知る。だが、悲しみに暮れるエイミーの元に、亡くなったはずのエドからのメールや贈り物が届き続け、その謎を解こうと、エイミーはエドが暮らしていたエジンバラの街を訪れる。そこでエドがエイミーの封印していた過去を調べていたことを突き止める……というストーリー。

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 ――「ある天文学者の恋文」のアイデアは昔からあったそうですが、どのくらい前からで、発想のきっかけはどんなことだったのでしょうか?

 アイデア自体は10~15年ほど前に思いついていたのですが、その当時、自分ではSFチックだとも思っていました。技術的な制限もあって、それを実現する物理的な手段がなかったからです。その後、時を経て、可能なのではないかと思って映画化に動きました。

 きっかけは個人的なものというより、自分の肉体的存在を超えて、何かをかなえたい、思い続けたい、というのは人類が古くから抱いてきた夢であり欲望であると思います。そして現在技術がどんどん発展していって、そういった人間の昔からの夢がテクノロジーによってかなえられるのではないか、という幻想を私たちは抱くように至った、ということでしょうか。

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最終更新:10/2(日) 20:36

まんたんウェブ