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【週間為替展望】雇用統計待ち、方向感の乏しい相場が想定

ZUU online 10/2(日) 18:40配信

26日の東京市場は、101円03銭で始まったものの、上値の重い展開となり、100円台後半で推移した。海外市場では、ドイツ銀行の経営不安などからリスクオンの流れとなり、一時、100円23銭まで下落した。

27日の東京市場は、日本株の下落に連れる形で、100円07銭まで下落したものの、米大統領候補のテレビ討論会でクリントン氏優勢との報道からリスクオンの流れとなり、101円まで値を戻した。海外市場では、再びドイツ銀行問題が意識され、米9月消費者信頼感指数の好結果などもあったものの、100円36銭でニューヨーククローズとなった。

28日の東京市場は、期末に絡むドル買い需要などから100円台後半まで上昇した。海外市場では、ドイツ銀行救済の準備がドイツ政府にあるとの報道やOPEC原油減産合意との報道から100円83銭まで上昇した。ただ、その後は伸び悩んだ。

29日の東京市場は、前日のOPEC原油減産報道などを好感する形で101円台後半まで上昇したものの、長くは続かず、100円台半ばまで押し戻された。海外市場では、新規失業保険申請件数が良好な結果となったことで、101円84銭まで上昇した。ただ、ドイツ銀行からの資金引き上げ報道などから再びリスクオフとなり、101円05銭でニューヨーククローズとなった。

30日の東京市場は、薄商いの中、乱高下する展開となり、100円台後半から101円台後半で推移したが、101円程度が中心だった。海外市場でも方向感の乏しい展開となり、101円台前半でもみ合った。

■今週の為替展望

今週注目される経済指標は、3日の9月調査日銀短観、米9月ISM製造業景況指数、4日の9月マネタリーベース、5日の米9月ADP雇用統計、米8月貿易収支、米9月ISM非製造業景況指数、米8月製造業受注、7日の8月景気動向指数、米9月雇用統計などである。

今週の外国為替であるが、注目すべきはやはり雇用統計だろう。FOMC声明文で「FF金利引き上げの論拠は強まったと判断しているが、当面、委員会の目標に向けて進展を続けているというさらなる証拠を待つことを決めた」と述べられており、その証拠の一つは良好な労働市場と考えられることから、その結果に左右される展開が想定される。

雇用統計以外では、4日火曜日に副大統領候補テレビ討論会が予定されているため、その動向にも注目すべきだろう。現状はクリントン氏優勢との見方が一般的であるため、トランプ氏側の評価が高まれば、リスクオフの流れとなるだろう。

テクニカル面では、週足ベースのボリンジャーバンドはローソク足が、マイナス1σ付近であり、週足14週のRSIは、40%程度となっていることから、中立からやや円が買われ過ぎている水準となっている。

以上を考慮すれば、雇用統計までは方向感の乏しい展開が想定されるものの、ドイツ銀行の経営不安問題などを加味し、中立からやや弱気で考えるのが妥当だろう。(ZUU online 編集部)

最終更新:10/2(日) 18:40

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