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伝説の果実「ムベ」 名護の山中で実

琉球新報 10/2(日) 16:02配信

 【名護】伝説の霊果ムベが名護の山中で実を結んだ。つる性の常緑低木で、関東以西に生える。花は5月ごろ、黄白色の小さな花を下向きに咲かす。

 果実は卵円形で、長さ5センチほど。鶏卵よりやや大きい。秋に熟し、暗紫色になると食べられる。

 名前の由来は天智天皇が狩りに出た際、8人の息子を持つ元気な老夫婦に出会い「なぜこのように元気なのか」と尋ねると、「この地の長寿の果物を毎年食べているから」と答えた。それを賞味した天皇が「むべなるかな(もっともだな)」と言ったことから「ムベ」と呼ばれるようになったと伝わる。

 古代から1980年代まで皇室に実を献上していたとのことだ。

 幼木の時は葉が3枚、その後5枚、実のなるころに7枚になるので「七五三の縁起木」とも言われる。アケビ科。(幸地光男通信員)

琉球新報社

最終更新:10/2(日) 16:02

琉球新報